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建築現場など作業員の頭を守るため装備義務付けられているヘルメット。世界的に見てもどれも似たような形状のものが採用されているのですが、中国で採用されているという指導者向けのヘルメットと作業員向けのヘルメットは強度が全く違うことが明らかになりました。

最近中国のネット上で話題になっているのは工事現場で使用する作業員のヘルメットが労働者の階級、指導員向けと作業員向けではそもそもの強度が全く異なっているというものです。

工人的安全帽一撞就碎,领导的却安然无恙?_视点_海疆纵横_海疆在线

これはネット上にアップロードされた映像で明らかになったもので、赤い指導員向けのヘルメットと作業員向けの黄色のヘルメットをぶつけ合ったところ、作業員向けのヘルメットはバリバリに割れてしまうという劣悪なもでした。



この映像は中国国内でもSNSで拡散され大変な反響が寄せられていたといいます。中国メディアによると「ヘルメットについては一般人は好みでその色を使っていると思っている人もいるかも知れないが、実際は着用には明確な規制が設けられている」と説明しています。

それによると、黄色ヘルメットをバキバキにした赤ヘルは通常技術者、中級または上級管理者のみが着用が許されるといいます。一方、一般的な黄ヘルは一般的な労働者が着用するものであり、ほとんどの現場ではこの黄色ヘルメットを身に着けた作業員が仕事にあたっているとのこと。また青ヘルがあるもののこちらも一般的には技術者が着用しているとのことです。

実は同じようなカラーのヘルメットは北朝鮮でも採用されており、どのような理由で色分けされているのかは長年謎だったのですがどうやら中国と同じような分類がされていると見て良さそうです。