
ロシアの宇宙機関にあたるロスコスモスは先日アメリカの民間企業スペースXがテストてしていた宇宙船が爆発事故を起こしたことに関して、技術面などで「全面援助する用意がある」などと言い始めていると報じら得ています。
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「ロスコスモス」は、宇宙船ドラゴン2の爆発調査でスペースXを支援する用意がある - Sputnik 日本
▼爆発事故を撮影したとされる映像(オリジナルではない)
特に人命が失われるような重大な事故ではなかったものの、広報部長によると今回の事故に関してスペースXのイーロン・マスク氏には今回の事故に対して十分な技術的手段、つまり解決できる能力があるとしている一方で、仮にロスコスモス側に何らかの技術面のアドバイスが今後求められた場合は「全面的に応じる用意」があると反応したというものです。
▼2015年11月に撮影された後のクルードラゴンとスーパードラコの燃焼試験

爆発事故を起こしたのはNASAの国際宇宙ステーションへの宇宙飛行士の輸送に使用が予定されている民間宇宙船です。これはスペースXが運用を目指し開発しているもので、先日地上試験としてNASAのチームと共に宇宙船に搭載された緊急脱出用の『スーパードラコ』というロケットモーターの燃焼試験を行っていました。
しかし、複数回燃焼試験を繰り返し今回の試験では最後の燃焼を行おうとしたところ、燃焼を開始する直前と考えられる段階で突然爆発したものです。
事故の原因など宇宙船がどのような状態になっているのか具体的な発表はなく、この手の事故に関しては映像等が残されていると考えられるもののスペースXはかねてより事故の動画は極力公開しないという傾向をとっているため公式が事故映像を公開するという事は無いと考えられます。