中国メディアがロシアのニュースサイトを引用する形で報じた内容によると、アメリカ合衆国の機関である国防高等研究計画局(DARPA)のSteven Walker局長の話として2019年末までにそれぞれ仕様が異なる極超音速兵器のプロトタイプの試験を計画していると述べたとしています。



記事によるとテストされるのは空気吸入式極超音速兵器コンセプト『HAWC』及びタクティカル・ブースト・グライド『TBG』というものでTBGについては極超音速で滑空するという兵器になっています。
試験方法についてはHAWCはB-52爆撃機から発射するとしており、比較的大型の試験機になっているのではないかと考えられます。TBGに関しては、ロケットから打ち上げられるように設計されているとしています。ただ、将来の運用もロケットタイプなのか戦闘機に積んでミサイルように発射するタイプになるのかまでは不明です。


TBGに関しては弾道ミサイルのような打ち上げになるものの弾頭がそれとは異なっており、『滑空』となっているように大気に再突入後進路を変えながらターゲットまで飛行するというものになっていると考えられます。このような弾道ミサイルにはない特殊な機動を入れることにより迎撃をより難しくしています。