MQ-25 スティングレイ_5

アメリカで開発が進めてているMQ-25 スティングレイ。これは世界初の空母で運用可能な無人給油機で今回撮影されたものは航空宇宙大手のボーイングが開発を進めている機体です。この機体に関して最近、米空軍基地近くで撮影された写真が報じられています。

中国メディア『新浪网』によると、先月29日、アメリカにおける最新のMQ-25 艦上無人給油機のプロトタイプがボーイング本社からスコット空軍基地近くのセントルイス空港に移送されたと現地で撮影された写真をあわせて掲載しています。

美军MQ25无人机从波音公司运出 即将开始飞行试验_高清图集_新浪网

MQ-25はロッキード・マーティンなど複数のメーカーが開発をしていたものの昨年8月にアメリカ海軍により開発をボーイングが担当することが決定していました。MQ-25の初飛行については今のところ報じられていないのですが、記事によると今年の夏頃にこの機体が初飛行するのではないかとしています。

MQ-25 スティングレイ_1
MQ-25は史上初の無人艦上給油機で、狭い空母甲板上をカタパルトで射出し、アレスティング・ワイヤーおよびフックを使用し着艦する機体です。機体は高いステルス性能あるとされています。

詳しスペックは明らかになっていないものの、米海軍はこの無人機については空母から500海里(926km)の距離で14,000ポンド(6,350kg)の燃料を4~6機に給油できるの能力が求められています。これにより現在空母の主力艦載機であるF/A-18E/F スーパーホーネットであれは行動半径を830km~1300kmまで延長することができます。従って、より陸から遠い地点に空母を展開することができる他、より内陸まで航空機を投入することができるようになります。

MQ-25 スティングレイ_2
MQ-25は空母艦載機であるため翼には折りたたみ構造が採用されています。また降着装置が陸上で運用する機体よりも明らかに太く頑丈に作られていることが確認できます。この機体は今後開発が順調に進めば2024年代にも初期運用能力が与えられ最終的に72機が製造されると過去に報じられていたことがあります。

MQ-25 スティングレイ_3

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以下は2018年9月に掲載した記事
艦上無人給油機、ボーイングのMQ-25に決定 : ZAPZAP!
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