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悪臭漂うドラム缶に入った生ゴミ。この生ゴミを食べ育っているのは豚です。韓国メディアによると政府が初めて生ゴミを食べそだったブタがその後処理され流通したか調査を実施されました。結果、レストランやマートなどに11万頭が流通していることがわかったとしています。

韓国メディアSBSによると、中国で流行しているアフリカ豚コレラに関して韓国では、生ゴミを食べさせたブタが豚コレラが発生する可能性が高いとしており、政府が初めてこのような生ゴミを食べて育ったブタがどこに流通しているのか調査が実施されました。しかし、そこにはいくつか問題も発見されたとしています。

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記事によると、京畿道のある豚の繁殖農家を取材したところ、気温が30度近い日に野ざらしに生ゴミが詰まったドラム缶が大量に置かれ悪臭を放っていたといいます。実はこれが韓国では食用に卸されるブタの飼料となっているといいます。

問題はただの生ゴミかと思いきやその中には紙やプラスチックのような残飯をそのまま捨てたものもごちゃまぜに状態になっていたという点です。韓国では許可を得て育てている飼育農家以外にも橋の下などの空き地に柵を作り無許可で飼育している例があり、そのような肉も国内に流通しているといいます。

そのうえで農食品部が今回調査した結果として、残飯を食べて育ったと考えられるブタの数は11万頭以上で飼育農家は250ヶ所だったとしてます。その肉の流通先は一般的なレストランや社員食堂、また小規模精肉店から大型スーパーだったとしています。


何故今回豚コレラと生ゴミを食べたブタが調査されたのか。記事によると、中国では今年だけでも豚コレラが100万頭に感染しており、調査の結果農家の実に44%が生ゴミや残飯を飼料として与えていたことがわかったという理由です。

韓国では飼料管理規定では『濡れた生ごみを飼料に使う場合80℃で30分間沸騰させる必要がある』としているものの特に零細農家はこの処理を行わず与える場合が多いとしています。実際に韓国では昨年加熱処理をしていない残飯飼育農家が96施設摘発されているとのこと。


豚に生ゴミを与えるというのは何も韓国だけではなく日本でも行われており、例えば季節のイベントで大量に仕入れらたケーキや恵方巻きを回収し生ゴミとして処理され豚の飼料として与えられているというのはご存知の方も多いと思います。
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このように恵方巻き以外でもスーパーや食品会社では多かれ少なかれ食品ロスが発生しているのですが、そのような売れ残りや切れ端などはゴミとして捨てられる以外も、一度豚を経由して私達の口に入っている場合もあるということになります。

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