アメリカが2024年に再び実施しようとしている有人月面着陸に関して、中継基地となる月軌道に建設されるゲートウェイという小型宇宙ステーションに関して、そのモジュールの一つの製造にマクサー・テクノロジーズと契約を交わしたと報じられています。
SpaceNewsによると、NASAが2022年の打ち上げを目指している月軌道宇宙ステーション『ゲートウェイ』の最初のモジュールであるPower and Propulsion Element (PPE)という発電や電気推進装置からなうモジュールに関し、NASAはマクサー・テクノロジーズ(以下、マクサー)と総額で3億7500万ドル(約410億円)の契約を交わしたとしています。
マクサーは今後PPEの開発また宇宙での試験など一連のオプションを実施する必要があり、完成後はNASAに引き渡されることになります。
NASA selects Maxar to build first Gateway element - SpaceNews.com
▼PPE
ゲートウェイはそもそも火星への有人飛行及び有人着陸を実施するための中継基地として構想されたものの、近年中国やロシアが月への有人探査を発表していたことでこれらの偉業にアメリカの探査計画が影に隠れてしまうのではないかと危惧する声が強まっていました。結果、当初月面探査は実施しない予定だったものをトランプ政権が方針を転換し、さらに実施を4年程度早め2024年にも再度有人月面探査を行うと発表していました。
▼ゲートウェイ(想像図)
最初のモジュールとなるPPEの開発に関しては実は単独で行うのではなく、ブルーオリジンとチャールズ・スターク・ドレイパー研究所と提携関係を維持しながら開発するとしており、それぞれの担当としてはブルーオリジンが人間に関する評価システム、ドレイパーはナビゲーションシステムを担当するとしており、今後も協力企業は増えていく可能性があるとしています。
2024年に実施予定の有人月面探査に関してはゲートウェイはPPEをはじめ、宇宙飛行士が滞在のみできるようなゲートウェイの最小構成で実施するといわれており、現時点で他のモジュールはどの企業が開発するのかなどは決まっていません。
マクサーは今後PPEの開発また宇宙での試験など一連のオプションを実施する必要があり、完成後はNASAに引き渡されることになります。
NASA selects Maxar to build first Gateway element - SpaceNews.com
▼PPE
ゲートウェイはそもそも火星への有人飛行及び有人着陸を実施するための中継基地として構想されたものの、近年中国やロシアが月への有人探査を発表していたことでこれらの偉業にアメリカの探査計画が影に隠れてしまうのではないかと危惧する声が強まっていました。結果、当初月面探査は実施しない予定だったものをトランプ政権が方針を転換し、さらに実施を4年程度早め2024年にも再度有人月面探査を行うと発表していました。
▼ゲートウェイ(想像図)
最初のモジュールとなるPPEの開発に関しては実は単独で行うのではなく、ブルーオリジンとチャールズ・スターク・ドレイパー研究所と提携関係を維持しながら開発するとしており、それぞれの担当としてはブルーオリジンが人間に関する評価システム、ドレイパーはナビゲーションシステムを担当するとしており、今後も協力企業は増えていく可能性があるとしています。
2024年に実施予定の有人月面探査に関してはゲートウェイはPPEをはじめ、宇宙飛行士が滞在のみできるようなゲートウェイの最小構成で実施するといわれており、現時点で他のモジュールはどの企業が開発するのかなどは決まっていません。