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昨年7月、韓国企業が建設していたダムが決壊し下流域などで14000人あまりが被災し42人が死亡した事故に関してラオス政府が人災事故としたことに対し建設会社は反発する対応を発表したと報じられています。

先日、ラオス政府は2018年7月に発生したセーピアン・セーナムノイダム決壊事故に関して3回の現場調査と地質調査を基にした独立した専門家委員会の調査結果を発表し、土で築かれたダムに微細な亀裂や水路が発生し水漏れが生じ、これによる侵食と地盤の軟弱化が進みダムが崩壊したと結論付ける発表を行いました。

라오스 "댐 붕괴 막을 수 있었다" vs SK건설 "근거 없다"

また事故の前、数日間集中豪雨が発生したものの決壊した当時このダムの水位は最高稼働水位には達していなかったとしており、ダムが貯水量の限界を超えたことが決壊の原因ではなかったという趣旨の説明を付け加えています。

▼決壊した当該ダム
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しかし、ダムの建設を行ったSK建設は直ちに反論しており、今回の結果に関して科学的根拠がかけているおり推論によるものだなどと反発しています。SK建設によると「漏水によりダムが決壊したというならばダムの下側で土砂流出などの目撃が報告されるはずだ」としており、その報告が無かったことから今回の調査結果は正しくないと主張しています。
その上で一部メディアによるとSK建設はダムの決壊は「異例の豪雨で川が氾濫しダムの上部が流出した」などと施工には問題はなくあくまで自然災害で決壊したと説明しているとのことです。

ただ、SK建設が実際に作った5つダムに関しては基本設計上の高さはそれぞれ10~25mとしていました。しかし、実際に建設されたダムの高さは3.5~18.6mと低く建設されていたことがわかっているほか、決壊したダムについては基本設計では高さが25mだったものの、実際に作られたダムは18.6mになっていました。またこの手の土から作るアースダムでは強度の問題から中心部に土質遮水壁(コア)を設けることがあるものの、決壊したダムに関してはそのような構造は一切確認されていないことも明らかになっています。

いずれにしても決壊させてはいけないダムを決壊させたという責任は建設した企業及び運用していた側にあることは間違いなく、そもそも韓国企業が繰り返している天災説そのものに欠陥が生じています。
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