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韓国メディアによると、韓国のソウル市長は先日深刻な食糧危機にあるなどとして国連機関を通じて100万ドル、日本円で約1億円あまりを支援することを明らかにしたと伝えています。

韓国メディアSBSによると、ポッドキャスト番組に出演したパク・ウォンスンソウル市長は食糧危機に貧している北朝鮮の5歳以下の乳幼児の栄養改善のため人道支援を行うと発言したと報じています。

박원순 "식량위기 북한에 6월 중 100만 달러 지원"

記事によると市長は「北朝鮮の人口40%が切迫した状態にある」などと話し、特に乳幼児や妊婦の栄養がとても深刻だなどとし国連食糧計画(WFP)に対しソウル市が100万ドルを寄付するとしています。また対北人道支援を行ってきた国内の民間団体と協力し追加支援に乗り出すなどとしており、活動を支援し拡大することを示唆しているとのことです。

なぜ核開発を続けミサイルは発射する余裕のある敵対国に対して支援を行うことになったのでしょうか。記事によると5月14日にWFP事務局長デビッド・ビーズリー氏がパク市長と面談しその時に北朝鮮の食糧危機の状況が説明されソウル市に対して積極的な参加が呼びかけられていたといいます。

記事によると、100万ドルの支援により北朝鮮の5歳未満の乳幼児200万人のうち20万人が1ヶ月ほど栄養強化食品を摂取することができると予測しているとのことです。

パク市長によると今回の実質的な食糧支援に合わせて将来のオリンピック開催の布石にしようと考えているらしく「2032年のソウル・平壌オリンピックが行われれば、今後半世紀の反映を保障するプロジェクトになる」などとまったく根拠のない主張しているとのことです。

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パク・ウォンスン市長は慶尚南道昌寧郡生まれの現在63歳。1975年にソウル大学校社会系に入学後数ヶ月後に朴正煕政権に反対する学生運動と関連して緊急措置違反で拘束され大学を除籍。その後別の大学に入学し卒業。1980年には司法試験に合格しており弁護士の資格を有しています。
いわゆる社会運動家であり2000年12月の女性国際戦犯法廷(民衆法廷)では韓国代表の検事として昭和天皇を10万人以上の韓国人女性を日本軍慰安婦として強制連行・虐待した罪で起訴した経歴のある人物です。(Wikipedia)