
3Dプリンタといえば100円ショップに売っているような小物を個人が生産することができる程度とイメージを持たれている方も多いと思うのですが、アメリカの民間企業レラティビティ・スペースはなんとロケットそのものを経った60日間で作り上げる発射を行うことができると主張しています。
アメリカロサンゼルスに本社を置くレラティビティ・スペースが開発を進めているのは3台の特殊な3Dプリンターを用いることでロケットのエンジンから本体までフルプリントすることができるという脅威の技術です。その製造期間はわずか60日。これは生産開始から打ち上げ実施までの日数です。
Fully 3D Printed Rocket Engine in Just 3 Parts and Full Printed Rocket in 60 Days – NextBigFuture.com
詳細は不明なのですが、ロケットを製造する3Dプリンタは独自にカスタム設計された素材を利用しているとしており、強度のある合金から作られるとしています。これは非常に信頼性があるものだとしておりロケットの打ち上げに耐えることができるものとのこと。
ロケットの性能としては液体酸素と液体メタンを推進剤に使用する液体燃料ロケット『AEON 1』。壁体メタンを用いるため加圧用の液体ヘリウムタンクは搭載していません。そのエンジンを1段目に9基、2段目に1基搭載しています。打ち上げ能力は地上185kmという地表に極めて近い地球低軌道に1.25トン、地上500kmのSSO(太陽同期軌道)に500kgの人工衛星を打ち上げることができるとのことです。
この手のロケットに関しては製造については非常に高い製造技術が必要とされているのですが、職人の手ではなく、エンジンのみ3Dプリンタで作るという部分的なものでもない3Dプリンタにより量産することが可能という次世代のロケットということになりそうです。
Fully 3D Printed Rocket Engine in Just 3 Parts and Full Printed Rocket in 60 Days – NextBigFuture.com
詳細は不明なのですが、ロケットを製造する3Dプリンタは独自にカスタム設計された素材を利用しているとしており、強度のある合金から作られるとしています。これは非常に信頼性があるものだとしておりロケットの打ち上げに耐えることができるものとのこと。
ロケットの性能としては液体酸素と液体メタンを推進剤に使用する液体燃料ロケット『AEON 1』。壁体メタンを用いるため加圧用の液体ヘリウムタンクは搭載していません。そのエンジンを1段目に9基、2段目に1基搭載しています。打ち上げ能力は地上185kmという地表に極めて近い地球低軌道に1.25トン、地上500kmのSSO(太陽同期軌道)に500kgの人工衛星を打ち上げることができるとのことです。
同社は現在タイの衛星通信会社mu Space、カナダの衛星通信会社Telesatと契約を行い将来的に人工衛星を搭載し打ち上げることになっています。現在の計画としてはタイの人工衛星を2022年に打ち上げるとしており、1回あたりの打ち上げ費用については地球低軌道で1000万ドル、約10億数千万円です。
この手のロケットに関しては製造については非常に高い製造技術が必要とされているのですが、職人の手ではなく、エンジンのみ3Dプリンタで作るという部分的なものでもない3Dプリンタにより量産することが可能という次世代のロケットということになりそうです。