スターホッパー

アメリカの民間企業スペースXが開発を目指しているのは超大型ロケット『スターシップ』です。その試験として現在開発しているスターホッパーに関して今月中に試験が実施すると報じられています。

NASASpaceFlight.comによると、スペースXは現在テキサス州南部にある基地でスターシップの試験機となるスターホッパーを使用した2回目の試験の準備を進めているとしています。

SpaceX readying Starhopper for hops in Texas as Pad 39A plans materialize in Florida – NASASpaceFlight.com

記事によると、今月中旬にも行われる予定の試験は今年4月に行われたような地上に括り付けられたような状態ではないとしており、初の無拘束状態で実施されるとしています。スペースXは最初の試験が行われた4月に行われた試験では搭載されたラプターエンジンを数秒間起動しておりスターホッパーが地上を離れるテスト準備が整っているとしていました。

4月に行われた試験以降どのような動きを見せていたのかについては、エンジンが分析に回されたようで、その後間もなく次の試験に向けた作業に取り掛かっていたとします。

▼最近撮影されたスターホッパー
スターホッパー_1

事実上2回目の試験はどのような内容になるのでしょうか。記事によると、まず本試験の前に燃料補給の試験、エンジン点火の試験およびプレバーナーの試験が行われるとしてます。その後の本試験では予定では高度20mまで上昇しその後地上に着陸するとのことです。

ラプターエンジンを搭載するスターシップについては現在プロトタイプがテキサス州とフロリダ州にそれぞれ1機生産されてます。同エンジンはスターシップを軌道にのせるために使用するスーパーヘビーの第一段目として31機搭載することになっているものの、初期のテストでは事故の危険性を減らすため20基までエンジン減らし可動させるようにするとしています。