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先月末より韓国の首都圏で相次いでいるのは水道水が赤水(サビなどの不純物が混入する)汚染問題です。これに関して当局は水道水は基準値を満たしていると発表しているものの依然として赤水被害が確認されていると報じられています。

韓国メディアSBSによると、今月21日上水道事業本部長は水道水検査結果として現在基準を満たしていると発表し普段の使用には問題はないとする発表を行ったもののソウルの西に位置する永登浦で赤水がでる被害がでていると報じています。

서울시 "이물질 기준치 이하"라는데…'붉은 수돗물' 여전



今回被害が確認されているのはアパートだとしており、個々に備わっている貯水槽内に溜まった不純物が出続けている可能性があるとして、現在貯水槽の清掃作業が実施されているとしています。この作業が終わったアパートやマンションでは水道管に残った不純物を排出するため一定時間水を流し続けるよう案内を入れているとのことです。

永登浦では現在1042世帯がこのような貯水槽のある環境の水道水を使用しているらしく、水質検査を行い基準値を満たしているのか確認できるまで飲料水としての水の使用は控えるよう勧告しているとのことです。

ただ記事を読む限りでは永登浦に暮らす住民の話として「改善されたことろもあったが相変わらず異物がでている」という話や「ここ最近でもっと激しい汚れが出てきた」という話も寄せられているとしています。
ソウル市では現在基準を満たしていると発表しているものの住民の意見を聞き、今後精密検査の実施や水道管の交換作業を進めることになっているとしています。

韓国では先月末に定期検査でマニュアルに従わない水道水の切り替え作業を行った結果水道水に付着した大量にサビなどが剥離するなどして水道管に流出し数週間に渡り汚染された状態が続いています。