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無免許の人間が制御棒を操作するなどして熱暴走した韓国のハンビッ原子力発電所。同発電所3号機4号機を点検した結果、格納容器のコンクリートに最大90cmを含む190か所の穴が確認されたと報じられています。

韓国メディア『連合ニュース』によると、今月7日、ハンビッ原子力発電所の運営を行っている韓国水力原子力ハンビッ原子力本部の説明として同原発3号機・4号機で複数の穴が発見されたと発表しました。

한빛 3·4호기 격납건물서 구멍 190곳…최대 크기 90㎝ | 연합뉴스

記事によると穴は複数確認されており、まず3号機については2017年9月から点検中で稼働はしていないのですが、キャスクローディングピット(CLP)という構造の鉄板とコンクリートの隙間に94か所の隙間(穴)が確認されました。2017年11月から点検が始まった4号機でも同じ箇所で96か所の穴が確認されたとしています。

問題はそのサイズで20cm以上ある穴は3号機に56か所4号機は20か所3号機では最大45cm、4号機では90cmの穴があったことが明らかになりました。

▼格納容器に空いた穴と説明がされている画像
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この穴は2017年5月、つまり原子炉が稼働中に発見されていたといい原子力発電所側は発見の報告を受けて3号機の点検が行われた際に相次いで同様の穴が複数見つかったとしてます。結果として3号機は2018年5月に穴の点検が終わったとし、4号機は官民合同調査団との調査が実施され2019年9月に点検が完了する予定だとしています。

韓国水力原子力ハンビッ原子力によると、原子炉建屋には構造的な安全性には問題はないなどとしているものの補強工事を実施し安全を確保したいなどと話、住人らの不安を払拭したいなどと説明してます。

今回の問題に関して何故2017年5月の時点で不具合が発見されていたにも関わらずなぜ報告が今の段階になったのか。また何が原因で穴が空いたのかなどは一切記載されていません。現在ハンビッ原子力発電所は熱暴走し緊急停止した1号機をはじめ6基ある1・3・4・6は停止しているとのことです。