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この季節、必要になってくるのは冷房ですがお隣韓国では冷房が稼働しているにもかかわらずドアをフル開放した状態で営業しているお店が問題となっており、キャンペーンを通じて根絶を図っているとのことです。

韓国メディア『マネートゥデー』は、産業通商資源部はソウル市で2019年夏季国民節電キャンペーンの発足式を開催し今年は「誰でもできる5つの高効率節電要領」として『室温は26度』『エアコンを動かしたときは強風』、『エネルギー効率の1等級の製品の使用』、『LED照明に切り替え』そして『冷房営業中はドアを閉めよう』という内容になったと報じられています。

올 여름도 절전캠페인…"문 열고 냉방 그만" - 머니투데이 뉴스

節電キャンペーン市民団体協議会は今月8日から9月20日までの電力需給対策期間中に17市および22の動を対象にキャンペーンを呼びかけるとしています。

韓国では近年、街中の店が夏場にエアコンをかけたままドアをフルオープンにして営業していることが問題視されていました。これは少なくとも2013年7月時点でドア開け営業の取り締まりを行ったという記事が確認でき未だに根絶されていないことが確認できます。

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何故わざわざドアを開け営業しているのか、その理由はドアを閉めると客足が遠のくという単純な理由とされ、各地域の自治体がそれぞれ取り締まりを行いドア開け営業を行っている店に対して50万ウォン~300万ウォン(5万円~30万円)の罰金まで設けました。

しかし最初の摘発で50万ウォン支払いくらいなら摘発覚悟で営業したほうが売上が上がるとも口にしているらしく、根本的な原因は韓国経済の不景気にあると考えられます。(参考)また何年も前から未だにドア開け営業が行われ未だに根絶されていない理由については条例があるだけで法律違反にはならないことにもあると言われています。

一方、今年はドアを閉め営業を行った店舗についてはオンラインサイト(www.energysave.site)に投稿することで抽選で記念賞がもらえるというイベントも実施予定としているのですが、この程度で根絶は不可能と考えられ効果は限定的と考えらます。

日本も韓国もこれだけ省電力やエコが呼びかけられている時代にもかかわらず未だにこのような営業方法を取り続けていることについてはエコが云々以前にただの非常識として捕らえたほうがよいのかもしれません。