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韓国で相次ぐ飲料水の問題。先日人口密度の低い農村部に利用されている水源から基準値の20倍となるウランが検出されたと報じられています。韓国では同様の地域では基準値を超えるウランが検出が相次いでおり全く検査が行われていなかったことが伺えます。

韓国メディアSBSによると、全国で実施された飲料水検査の結果29の地域、とくに5つの地域では飲料水に含まれるウランが大幅に超過していたことが明らかになったと報じています。

충북 음성 마시는 지하수에서 "우라늄 기준치 20배"

その一つ韓国北部の忠清(チュンブク)北道陰城(ウムソンぐん)という農村が広がる地域では現在も上水道が整備されておらず、日常的に地下水を飲料水として利用している家庭が多いといいます。しかし、その地下水を検査したところ基準値の20倍を超える天然ウランが検出されていたことが明らかになりました。

具体的な数値としては604.7μg/Lとしており、韓国の飲料水におけるウランの基準値は30μg/L(日本の基準値は20μg/Lで都市部では5μg/L含まれている)からも高い数値になっていることが確認できます。なぜこれほどの数値が野放しになってきたのか。

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基準値超えの飲料水は地域の30世帯が利用していたといい浄水施設を通じて供給されていました。原因は明らかになっていないものの、最近同じく地下水を水源にしている飲料水から基準値を超えるウランが確認された地域では浄水施設が正しく稼働していなかったことが明らかになっています。理由は電気料金など施設管理コストが原因だとしています。
またそれ以外の地域でもウランなどを取り除くフィルターが備わっているものの数年交換されていなかったなど問題が発覚しており、新しいフィルターに交換したもののウランの数値が変わらなかったなど不良と思われる製品が出回っていることも原因と考えられます。

韓国では花崗岩の地盤が原因で地下水に含まれる天然ウランの量が比較的高いとされており最近基準値を超える4倍のウランが検出された地域では供給が停止され未だに使用できないという問題が続いています。

韓国では近年、赤水が出たりウランが検出されるなど飲料水に関わる問題が複数報じられており、一連の騒動がなければ今回の問題も発覚しなかったと考えられます。

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