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ロシア国防省は公式の開発を進めていたステルス無人攻撃機『オホートニク』について公式のYoutubeアカウントにて初飛行のしたときの様子を初めて公開しました。ロシア軍におけるこの手のステルス無人攻撃は初めて開発されたものになります。

ロシア国防省が今回公開した映像は1分11秒の映像でタキシング、離陸、車輪を出した状態での飛行、そして着陸という一連の飛行テストを撮影したものとなっています。動画の説明によると、初飛行は20分以上行われたとしており、飛行高度はおよそ600mで数回滑走路上空付近を通過し着陸したとしています。

オホートニクは特殊素材コーティング(ステルス塗装)が機体に施された全翼機でレーダー探知実質されることはなくあらゆる探査への対応機能がほどこされているとしておりステルス機ということを主張しています。



今回の映像に関して、具体的にどのようなロシアでは所謂試作機カラーとして塗装が一切施されていない黄色の機体で行われることが多いのですがフル塗装された状態で行われています。理由は定かではないものの、過去にリークしていたオホートニクの写真でも同様に塗装が施されており、『ステルス機』ということから完成した状態で飛行が実施されたものと考えられます。また飛行自体は車輪を出したままとなっており初期の飛行テストということが伺えます。



オホートニクは2019年1月にロシアのネット掲示板に何者かが撮影した写真がリークしたことで初めてその存在が公になりました。その後、2月上旬にはロシア国営紙でオホートニクの開発を認めており機体は『オホートニクB』と名付けられているとしていました。
当時の記事として機体はスホイ設計局が開発しているもので、ロシアの有人ステルス機として開発されたSu-57と搭載できる爆弾などはある程度統一されているなどと報じられていました。また機体性能としては機体重量が約20トン、最高速度は1000km/h。兵装は空対地ミサイル及び爆弾を運用できるとしており500kg爆弾である『OFZAB-500』『ODAB-500PMV』を運用できるとしています。