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日本の防衛省が毎年刊行している白書に防衛白書というものがあるのですが、現在進められている2019年版防衛白書に関して北朝鮮が開発している核兵器について小型化が既に実現しているという内容が記載されることになったと報じられています。

韓国メディア『ニューシス』によると、今年9月中旬に日本政府が閣議で承認する防衛白書に関してその原案が一部日本のメディアが報じていると紹介しています。

日 방위백서 원안 "北핵탄두 소형화 이미 실현" 첫 명기 :: 공감언론 뉴시스통신사 ::

具体的にどのようなことが記載されているのか。まず北朝鮮に関しては2018年の防衛白書には「北朝鮮の核兵器の小型化・弾頭化については実現されている可能性がある」と表現されていたものの2019年版は「小型化・弾頭化を既に実現したものとみられる」という表現が初めて入れられる見込みだとしています。

日本のメディアによると表現の変化については「北朝鮮の技術進展があったという予想に基づいたもので、核兵器が小型化し弾道ミサイルに搭載することができるという危機感を表したものだ」と解釈したとしています。北朝鮮の軍事動向については「重大かつ差し迫った脅威」という表現は維持されているとのこと。

また、2019年版防衛白書については韓国の立ち位置にも変化があったとし、米国以外の安全保障協力を推進する国や地域を紹介する項目では2018年はオーストラリア、韓国との協力内容を2番目に記載されたものの2019年版はオーストラリア、インド、東南アジア諸国連合、韓国と表現され、日本における韓国の関係は東南アジア諸国連合以下という扱いになりました。

韓国が現在どのように評価になるのかは不明なのですが、日本における他国との軍事協力において韓国の重要度が大幅に低くなっていると考えられます。更に最近では韓国によるGSOMIAからの脱退もあったことから2019年版防衛白書原案に修正されている可能性もあり韓国については記載されないなど更に降格されている可能性も考えられます。