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先月27日から開催された世界最大規模のMAKS国際航空ショーことモスクワ航空ショーで、かつてロシアで開発されていた翼が前方に反りだした前進翼を搭載したSu-47が展示されていたことが明らかになりました。

中国メディア『新浪网』によると、奇数年に開催されるロシア最大の第14回モスクワ航空ショーで次世代戦闘機として開発されていたSu-47の展示が行われ注目を集めていたと報じています。

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Photo:新浪网
今回登場したのは機体番号からモックアップなどではなく1機のみ製造されたSu-47 概念実証機と考えられます。


この機体は1983年に開発が始まり1997年に1機が完成し初飛行に成功しました。しかし、ソビエト崩壊などの混乱による予算不足と技術的な問題が発生したこともあり、今後も多額な予算が必要と判断され結果的に開発は中止されました。

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Su-47は航空機としては珍しい前進翼を採用した機体でこれは低速と高高度飛行時に高い機動性を発揮するとして搭載されました。機体はその9割が特殊処置された複合素材を使用しており優れた空力があったとされています。また「ステルス性があった」と表現されることもあるものの、カナードを付けているなど機体デザインからは少なくともF-22のような高いステルス性は無いことは間違いありません。

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その後、当時の製造における技術の限界もあり、特に翼の設計上の問題によりプロトタイプは高速飛行時に破損する可能性が高いという潜在的な欠陥があったとされています。航空ショーではロシアの技術力を示すような展示飛行が何度か実施されたものの設計上の欠陥や他の機体よりも高価になるという理由から開発は中止となりました。

この機体は2017年も展示されています。

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