アメリカの民間企業シエラ・ネバタ社が開発しているのはスペースプレーンだけではありません。実は宇宙で宇宙飛行士らが活動するモジュールの開発も進めています。これはLIFEと呼ばれるもので宇宙でふくらませることで直径8mの巨大モジュールとして利用することができます。
アメリカが運用を目指す月軌道上の小型宇宙ステーション『ゲートウェイ』。現在の計画ではこのゲートウェイを中継基地として有人月探査計画『アルテミス』など今後の有人宇宙開発の中心となる予定なのですが、ゲートウェイを構成するモジュールの一つとして現在宇宙飛行士をサポートするモジュールが5社により開発されています。
その一つがシエラ・ネバタ社が開発しているLarge Inflatable Fabric Environment(以下LIFE)と呼ばれるものです。
Inside Sierra Nevada's Inflatable Habitat for Astronauts in Lunar Orbit (Photos) | Space
LIFEは先月ジョンソン宇宙センターにそのモックアップが運ばれ実際に3日間、人間を内部で生活させる試験を実施しました。現在評価中でありテスト結果はでていないものの非常に良好だったといいます。
LIFEの特徴は打ち上げ時にはフェアリングに収まるように萎んだ状態で打ち上げられ宇宙空間で空気を入れられ風船のように膨らみます。これにより縦横8mという巨大な内部空間が確保することできます。想像は難しいのですが内部は300m3の加圧容量がありこれ1基で国際宇宙ステーションの実に1/3の容積を占めることになるとのこと。
シエラ・ネバタ社によるとLIFE内部は3フロアに分かれているといい、科学実験室、微小重力、医療用設備、居住区画、廃棄物管理システム、調理台などがインストールされているとのこと。現在プロトタイプには窓は搭載されていないものの要望があれば搭載することができるとしています。
現在ゲートウェイのモジュール採用に向けてシエラ・ネバタ社の他にも同様のコンセプトで既に国際宇宙ステーションに膨張モジュールを接続しているビゲロー・エアロスペース、またボーイングやロッキードマーティン、ノースロップ・グラマンという大企業も試作品を作っており、最終的に1社のモジュールが採用されることになります。
▼ゲートウェイの想像図
その一つがシエラ・ネバタ社が開発しているLarge Inflatable Fabric Environment(以下LIFE)と呼ばれるものです。
Inside Sierra Nevada's Inflatable Habitat for Astronauts in Lunar Orbit (Photos) | Space
LIFEは先月ジョンソン宇宙センターにそのモックアップが運ばれ実際に3日間、人間を内部で生活させる試験を実施しました。現在評価中でありテスト結果はでていないものの非常に良好だったといいます。
LIFEの特徴は打ち上げ時にはフェアリングに収まるように萎んだ状態で打ち上げられ宇宙空間で空気を入れられ風船のように膨らみます。これにより縦横8mという巨大な内部空間が確保することできます。想像は難しいのですが内部は300m3の加圧容量がありこれ1基で国際宇宙ステーションの実に1/3の容積を占めることになるとのこと。
シエラ・ネバタ社によるとLIFE内部は3フロアに分かれているといい、科学実験室、微小重力、医療用設備、居住区画、廃棄物管理システム、調理台などがインストールされているとのこと。現在プロトタイプには窓は搭載されていないものの要望があれば搭載することができるとしています。
現在ゲートウェイのモジュール採用に向けてシエラ・ネバタ社の他にも同様のコンセプトで既に国際宇宙ステーションに膨張モジュールを接続しているビゲロー・エアロスペース、またボーイングやロッキードマーティン、ノースロップ・グラマンという大企業も試作品を作っており、最終的に1社のモジュールが採用されることになります。
▼ゲートウェイの想像図