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インターネットを利用して他のプレイヤーと協力したり対戦することができるオンラインゲーム(ネットゲーム)。これに関してとあるオンラインゲームでは、不正行為(チート)を行い初心者狩りを繰り返していたプレイヤーが今後19年間の接続禁止の措置となったと報じられています。

Eスポーツやネットゲーム専用ニュースサイト『Dexerto』によると、海外のオンラインゲーム『Dota 2(ドータ・ツー)』で先日、初心者に成りすまし初心者プレイヤーを狩りまくるという不正行為を行っていた人物が同ゲームを今後2038年1月19日まで接続禁止となったと報じられています。

Dota 2 players receiving absurdly long bans after latest ranked update | Dexerto.com

この人物は一体なにをやっていたのか。記事によるとDota 2の開発側は2019~2020年シーズンのランキングが近づくにつれスマーフィングという不正行為を行うプレイヤーの増加、それにうんざりするプレイヤー、またコミュニティーの問題にを解決するため今週アップデートを行いゲーム内で不正プログラムを動かしたりランキングを不正に操作したプレイヤー、またアカウントを売買するなどしたプレイヤーなどに処分を実施したとしています。

記事によると、これら不正ゲーマーはアカウントに紐付けされている電話番号から接続を拒否され最大で2038年1月19日まで排除されることになったといいます。

この手のオンラインゲーム、特にパソコンで接続するゲームでは不正なプログラムを動かすことで他のプレイヤーとは異なる環境下でプレイすることができ、有利にゲームを進めることができる以外もオンライン対戦では異常なスコアを叩き出したり接続しているプレイヤー全体に迷惑をかける行為になります。
今回報じられたスマーフィングという不正行為についてはこの言葉自体にはいくつか意味があるそうなのですが、今回は自分のオンライン対戦上の強さ(レート)を偽ることで同等のプレイヤーと対戦するのではなく、ゲームに不慣れだったり不得意なプレイヤーとマッチングすることで一方的に狩るような行為をしていたとしています。

この手のオンラインゲームの普及により不正なプログラムを動かしたり、不正プログラムではなくとも別のアカウントを使用することで不正に近い行為をするなど様々な問題が確認されています。
いずれにしてもこの手の不正行為を行うような人物については他のオンラインゲームでも同様に不正行為を行っていることはほぼ確実であり、オンラインゲーム接続にはSNSアカウントや電話番号などから個人認証を必要とし悪質なプレイヤーを業界から排除するという方法が望まれています。