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韓国で初めて発症が確認された致死率が極めて高いアフリカ豚コレラに関して、防疫が強化されているものの6例目の感染が確認されたと報じられています。確認されたのは韓国最北東部に位置する地域で、周辺地域ではアフリカ豚コレラの感染が報告されていました。

韓国メディア聯合ニュースによると、今月25日ソウルの北西部に位置する仁川広域市にある江華郡(カンファぐん)で前日に続き2例目の致命的なアフリカ豚コレラの発症が確認されたと報じています。発症は今月17日に初めてアフリカ豚コレラが確認されて以降6例目となりました。

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記事によると、農林畜産食品部は午前にアフリカ豚コレラの疑いがあるとして申請した養豚場の豚を精密検査した結果として、感染及び発症の判定が出たと発表しました。また江華郡にある別の養豚場と松海面の養豚場でも疑いがある豚について検査を行ったもののこちらは感染は確認されなかったとのことです。江華郡にある仏恩面でも母豚が流産するなど発症の疑いがある豚が現在確認されているものの結果はまだ出いていたいとしています。

▼感染確認日時と地域
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今回発症が確認された養豚場については母豚80頭を含む830頭を飼育しており、これまでアフリカ豚コレラが確認された農場からは6.6kmと8.3kmずつ離れているとのこと。農林畜産食品部は申請を受けた時点で防疫チームを派遣し人や家畜、車両の移動、そして消毒のなどの緊急防疫措置が実施されるとのことです。

また仏恩面の感染の疑いがある養豚場については半径3km圏内に9000頭が飼育されており、韓国では現在緊急行動指針を強化し、発症が確認された農場を中心に3km圏内の豚は全てを殺処分する対応になっているとしています。韓国では17日以降、既に殺処分された豚は約6万頭とのことです。

韓国では24日正午以降48時間、全国の豚の流通をストップする措置を出していたものの今回の発症を受けて延長される可能性があるとしています。また正確な感染経路も明らかになっていないとしています。