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北朝鮮との国境を接する韓国のソウルに近い地域で致死率の高いアフリカ豚コレラの感染が広まっている事案について、南北軍事境界線の非武装地帯で死んでいたイノシシから当該ウイルスが確認されたと報じられています。(画像は非武装地帯の参考資料)

韓国メディア『ハンギョレ』によると、今月26日韓国国防部が行った定例記者会見で北朝鮮との非武装地帯にいた野生の死んだイノシシに関してアフリカ豚コレラが確認されたとしています。

국방부 “비무장지대 야생 멧돼지 돼지열병 음성 판정” : 국방·북한 : 정치 : 뉴스 : 한겨레

国防部副報道官によると確認されたのは今回回収された2匹の死んだ野生のイノシシで、いずれのイノシシからアフリカ豚コレラが確認されたとしています。アフリカ豚コレラについては北朝鮮で流行していると言われており韓国で拡大しつつあるアフリカ豚コレラが北朝鮮経由で入ってきたのではないかと説があります。

しかし、韓国の農食品部によると北朝鮮との国境には鉄柵が設置されており監視カメラなどもあるため野生のイノシシを含め動物の行き来は徹底管理されているといいます。したがって北から入ってきたイノシシは無いと聞いている過去に説明しています。

韓国国防部はこの件について記者からイノシシの移動状況を尋ねられたところ、「今年の非武装地帯で発見されたイノシシが北朝鮮から越境した事実はない」としいずれも韓国国内に生息していたものだと説明しています。
また「今年非武装地帯で死んだイノシシが確認されたのは(今回の)2匹」とし、死んでいたのは相次いでアフリカ豚コレラの感染が報告されている最北西部地域ではなく『江原道鉄原』という国境を接する中部エリアだとしています。また河川を通じて侵入してくる可能性については「そのような事例は観測されたことがない」とも否定しています。

▼25日現在の発症確認地域
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国防部副報道官によると、現在アフリカ豚コレラの防疫対策として感染が広まっている7つの地域に兵士1173人、車両を166台投入ししているといい道路の防疫や移動制限警戒所のサポートにあたっているとのことです。


韓国で確認されているアフリカ豚コレラについてはいずれも北朝鮮に近い国境付近のエリアで発生しています。また防疫が実施されているにも関わらず抑止はできておらず連日感染確認が発表されていることを考えると現在の対策では不十分であり今後も感染が広まることはほぼ確実と考えられます。
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