先日中国の北京市で開催された軍事パレードでいくつかの新兵器が初公開されました。その一つ、トラックの荷台に搭載される形で披露されたWZ-8(Wuzhen 8、DR-8)という兵器に関して、爆撃機に搭載される形で空中発射する超音速偵察機である可能性があると指摘されています。
アメリカの軍事系ニュースサイトThe Aviationistによると、軍事パレードで公開された中国のWZ-8という無人機に関してH-6Nという中国空軍の爆撃機を母機とすろ空中発射に対応した設計となっていると報じています。
China Unveils A New Supersonic Spy Drone During Massive Military Parade In Beijing. And Here’s Our Analysis. – The Aviationist
記事によると、この無人機は中国メディアによると「高高度を飛行する高速偵察無人機」という発表が行われていたらしく、機体には2基のエンジンを備え着陸装置も備えていることが確認されました。具体的な性能については発表されなかったものの最高速度はマッハ4から5程度の超音速飛行可能な兵器ではないかと主張しています。
ただこの兵器については見る限り吸気口というものが存在しておらず、エンジンノズルも通常のジェットエンジンのそれと明らかに異なっていることから固体燃料や液体燃料を燃焼させるものと考えられています。
WZ-8は2015年に初飛行が確認されていたらしく昨年には人工衛星が捉えた画像が公開されており機体の存在は明らかになっていました。
この手に兵器に関してはアメリカが高高度無人偵察機として1960年代にD-21という最高速度3,600 km/hで飛行可能なラムジェットエンジンを搭載した機体が開発・運用されていたことがあります。
▼M-21(SR-71)に搭載されたD-21
▼D-21
China Unveils A New Supersonic Spy Drone During Massive Military Parade In Beijing. And Here’s Our Analysis. – The Aviationist
記事によると、この無人機は中国メディアによると「高高度を飛行する高速偵察無人機」という発表が行われていたらしく、機体には2基のエンジンを備え着陸装置も備えていることが確認されました。具体的な性能については発表されなかったものの最高速度はマッハ4から5程度の超音速飛行可能な兵器ではないかと主張しています。
ただこの兵器については見る限り吸気口というものが存在しておらず、エンジンノズルも通常のジェットエンジンのそれと明らかに異なっていることから固体燃料や液体燃料を燃焼させるものと考えられています。
WZ-8は2015年に初飛行が確認されていたらしく昨年には人工衛星が捉えた画像が公開されており機体の存在は明らかになっていました。
この手に兵器に関してはアメリカが高高度無人偵察機として1960年代にD-21という最高速度3,600 km/hで飛行可能なラムジェットエンジンを搭載した機体が開発・運用されていたことがあります。
▼M-21(SR-71)に搭載されたD-21
▼D-21