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今月10日から開催された第5回中国天津国際ヘリコプター博覧会。ここではヘリコプターを中心に垂直離着陸可能な様々な未来の乗り物が展示されています。そんな中、中国国有企業が構想する16基の電動モーターを採用したモックアップが展示されていたそうです。

このモックアップは中国の国有航空機製造企業グループ『中国航空工業集団』が展示していたもので、電気駆動高速ローター飛行機というコンセプトの機体です。具体的な性能は飛行速度が最大で600km/hとのみ記載されている程度であくまで構想しているだけで試験機などの本格的な開発が進められているものではないと考えられます。

电驱动高速旋翼飞行器:16部桨叶可折叠 时速600公里_高清图集_新浪网

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このように16基電動駆動ローターが搭載されており、翼ごとローターの確度が変わるような構造が取り入れられいます。これにより垂直離着陸も可能な性能があります。

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写真は想像では水平飛行時のもので、16基中12基のローターを折りたたむことで空気抵抗を減らしつつエネルギー効率良い高速飛行を実現しています。したがってこの12基については翼による揚力が得られない離着陸など低速飛行時に限定し使用するというものになっているのではないかと考えられます。

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