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今年3月に初飛行したXQ-58A ヴァルキュリーという無人ステルス攻撃機に関して今月9日に実施された試験で着陸時に機体が損傷する事故が発生したと報じられています。

中国メディア『环球网』によるとアメリカのDefense Blogというウェブサイトが報じた内容として、クレイトス・ディフェンス・アンド・セキュリティ・ソリューションズ(クラスト)が開発を進めている最新鋭の無人ステルス攻撃機XQ-58Aに関して着陸時に機体が損傷したと発表したと報じています。

記事によると事故が発生したのは今月9日、アリゾナ州にあるユマ試験場で行われた同機としては3回目の飛行試験で発生したとしています。試験飛行自体は問題なく進められたものの着陸時に強風が発生し機体の回復プログラムに問題が生じたことで着陸に失敗したとしています。

▼初飛行時に様子


今回の飛行試験では56もの試験が行われこのすべてを行うことができたとしています。また飛行試験は90分間だったとのこと。その後2つの追加試験が行われることになったとしており、これが着陸に関するもので初期テスト用でありトラブルが生じたという内容が記載されてます。

米軍によると今回の飛行では貴重なデータを大量に収集できたとし、今回の不幸な事故についても学ぶことができたと評価しています。またこの機体は非常に安価な機体としてダメージを負っても再修理することで再利用するというというコンセプトで開発されているものであり、計画の進展には満足していると強調したとのことです。

同社によると今回事故による機体については修理が可能なレベルの故障だったとしています。今後の試験については安全調査が実施されるまで延期になるとしています。