アンダーディスプレイカメラ

最近販売しているスマートフォンには本体の表側、そして裏側にカメラが搭載されている機種が多くあります。これは撮影に使用する以外も顔を認証することでロックを解除したりする機能として使われているのですが、サムスンが来年発売するスマホについてこのフロントカメラを画面の下に配置するという計画があると報じられています。

韓国メディア『マネートゥデイ』によると、サムスン電子が来年販売する製品に関して関連業界の予想としてアンダーディスプレイカメラというフロント液晶画面の下にカメラを配置することでいわゆるノッチやベゼルを無くす仕様として開発されていると報じています。

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アンダーディスプレイカメラ技術はカメラを透明ディスプレイの裏側(下側)に配置することで普段使用では全画面ディスプレイとして使用することができるものの、カメラを使用するときはカメラホールが現れ透明になることで普通のフロントカメラとして機能するといいます。

この仕様を載せた機種については業界で有名な人物の憶測よると、予想ではサムスンが来年販売するGalaxy S11やGalaxy マニホールドという最新の機種には搭載されないだろうとし、Galaxy Aシリーズに優先搭載されるのではないかといしています。

また別の人物の予想では現在生産されている有機ELディスプレイの生産量の関係でSシリーズやAシリーズ、またノートシリーズにすべて適用するには生産量が足らないとしており、Galaxy マニホールド2に搭載するのではないかと主張しているとのことです。

▼iPhoneにおけるフロントカメラの配置位置。黒い枠(ノッチ)に搭載されている

iPhoneのノッチ

スマホにおけるフロントカメラの存在についてはiPhoneであれば画面上部にノッチという部分を大きく設けている他、アンドロイド端末であれば全画面表示を確保する理由から端末から機械的に飛び出すようなカメラを採用している機種も存在します。

また今回のアンダーディスプレイカメラであればノッチを巨大化すること無く画面下に埋め込むことができるため「フロントカメラはリアカメラよりも性能が悪い」という状況についても解消することができるのではないかとしています。