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様々な料理に用いられる牛・豚・鳥肉。一方で大豆といった種子を用いた植物由来人工肉が注目されているのですが、ロシアではアメリカ企業製のものが販売されることになったと報じらています。

ロシアメディア『スプートニク』によるとモスクワにあるチェーンストア『アーズブキ・フクース』で米国企業ビヨンド・ミートが開発した植物由来の人工肉が5日より販売されると報じています。

モスクワでえんどう豆をベースとした代替肉の販売開始 価格はキロ5500円 - Sputnik 日本

植物由来の人工肉とは主に大豆や小麦のたんぱく質を主原料として肉状にした食品で特に欧米では広がりをみせているといいます。
今回アーズブキ・フクースで販売されることになったのはビヨンド・バーガーというハンバーグ状のもので、重量は227gあるといます。価格は750ルーブル、日本円では1260円するという一般的な肉を使ったものより高額となっています。また1kg換算では3300ルーブル、5500円になるとしており、ロシアではプレミア付きの肉やラム肉に相当する価格としています。(アメリカでは同じ商品が5.99ドル、約660円程度で販売されています)

▼ビヨンド・バーガー
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記事によるとビヨンド・ミート社はイーサン・ブラウン氏が設立した企業で出資者はマクドナルドの元CEOドン・トンプソン氏、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏、他にも俳優なども名を連ねているとのことです。

人工肉については一般的な動物由来の肉を仮にすべて置き換えた場合、一例として土地の使用量は96%減、水の消費量は87%減、温室効果ガスも89%減になると言われています。
一方で人工肉に使用されている成分や加工工程が人体に良いものではないとされることもあります。その理由として私達に口にあうように過度に加工されているものが存在しており特に健康を意識する場合はどのような工程で作られたものなのか、またどのようなものが添加されているのかを予め調べる必要があります。