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中国の山岳地帯に多く建設されたガラス張りの道。みなさんもニュース番組等で一度は目にされた方も多いと思うのですが、現在このような道の多くが閉鎖や使用禁止になっていると報じられています。

最近、複数の地方の観光地に設けられたガラス桟道が、封鎖または使用停止となっている。「インスタ映え」するこれらの観光地スポットで今何が起きているのだろうか?メディア各社の報道を総合して北京日報が伝えた。

Record China
鋭い山肌の側面に杭を打ち付けガラス張りの遊歩道を整備することで観光地を建設した中国。現在かなり多くの観光地でそのようなものが誕生していたとしているのですが、中国各省の文化観光庁が安全性に問題点があるとなどという理由から2017年以降閉鎖や営業中止の命令を出しているとのことです。

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記事によると、河北省では省内だけで25の観光地に32のガラス張りの道が整備されたもののこのすべてが営業中止としているとのことです。
また同省ではガラス張りの道以外も、ガラスつり橋やガラス滑り台、ガラス展望台に関しても、この手の新規建設に関しての審査などはすべて停止しており、現在建設中のプロジェクトについても停止を言い渡しています。施設が完成し運営前であったとしても、現時点で運営中であっても営業はさせないという措置を打ち出しているとのことです。


このような一律中止という対応についてはやはりガラス製の施設に安全性が求められた結果だとしており、これまで岩が落下し観光客が負傷した事故や、滑り台では死傷者がでているなど事故も相次いでいたといいます。

中国では世界最長というガラス張りの橋で貼られたガラスをハンマーで割るという行為を行っていた景勝地があったものの、この行為が中国当局の目にとまり営業開始から1週間あまりで閉鎖されるという出来事も過去に報じられていたことがあります。