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韓国メディアによると、今月2日韓国海軍が日本海上で拿捕した2人の北朝鮮人に関して、北朝鮮国内で大量殺人に関わった疑惑があるとして北朝鮮側に引き渡したと報じています。

韓国メディアSBSによると今月2日、朝鮮半島の海上に設けられた北方限界線の韓国側を航行していた北朝鮮船舶が拿捕され、乗船していた2人の北朝鮮人を保護していた出来事に関して、重大事件に関与していた可能性があるとして韓国政府が北朝鮮に強制送還したと報じています。

정부, 北 주민 첫 추방 조치…"16명 해상 살인사건 연루" | SBS 뉴스

記事によると今回保護していた2人の北朝鮮人は韓国海軍により拿捕された船に乗っており、当時二人は韓国側への亡命の意思を示していたと言います。しかし、どのような経緯で明らかになったのかは不明なのですが、この二人が日本海で操業中イカ釣り漁船内で船員16人を殺害。遺体を海に投棄し逃走していたことがわかったとしています。
一部国内メディアによるとこの二人は北朝鮮当局から追われていたといい、逃れるため韓国側に侵入していたことがわかったとしています。

これに関して韓国側は殺人事件を犯して逃走中だったと判断し、7日午後3時10分頃に板門店を通じて北朝鮮に引き渡されたとのことです。韓国ではこのような事件から北朝鮮側に強制送還した例は初の出来事になったとしています。また彼らが当時乗っていた船についても8日には北朝鮮側に引き渡すとのことです。

韓国政府は「国民の生命と安全の脅威となる凶悪犯罪者を難民として認める事はできないため追放を決定した」という趣旨の説明をしています。