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私達人間が他の動物と大きく異る脳です。身長わずか160~170cm前後の体に、他の動物には無い巨大な脳を持っているのですが、この臓器をフルに使った場合は消費するカロリーも多くなるのでしょうか?意外な研究結果が報告されています。

科学系のニュースサイト『Live Science』は先日「思考した場合、脳はどのくらいカロリーを消費しているのか」というテーマの記事を掲載しました。記事によると、私達の脳は体重に締める割合がたった2%しかないにもかかわらず関わらず大量のエネルギーを消費していると紹介しています。

How Many Calories Can the Brain Burn by Thinking? | Live Science

具体的には、私達は何も思考していなくても脳は体のエネルギーの20~25%近くのグルコースを消費しているといいます。これは平均的な女性、男性であれば350~450キロカロリーに相当します。また大人よりも子供のほうが締める割合が多く、なんと5~6歳児は60%以上のエネルギーを消費しているとのことです。

脳で消費されるエネルギーは最終的にはシナプスと呼ばれる器官を替えしてニューロンに伝えられる化学的な通信で消費されるとしています。

では大人が、例えばチェスをするなど頭を使う行為をしたらどうなるのか。記事によるとプロのチェスプレイヤーであれば1日6000キロカロリーを消費するという研究結果があるとのことです。しかし、海外の神経科学者によると、チェスのように頭を使うゲームや勉強をした場合でも脳が消費するエネルギーはほぼ一定で変わらないと紹介されています。

なぜチェスのプレイヤーが6000キロカロリーも消費したのかについては、実はプレイ中に呼吸数や血圧が増加し発汗量も増えたことも分かっており、明らかに脳以外でエネルギーを消費していたとのこと。したがって、思考というよりも試合中の緊張など精神的な理由から別の臓器でエネルギーを消費していたと考えられ、体重が減ったという報告については大会期間中の食生活などが理由で結果的ではないかと指摘しています。

パソコンやスマホではより負荷のかかるゲームをプレイした場合、人体でいうエネルギーにあたる電力を大量消費するものの、私達人体では頭を使う高度な計算をしたところで消費されるエネルギーに差はほぼ無いということになりそうです。