アメリカの民間宇宙企業スペースXは、現地時間11月10日午前、フロリダ州から同社が構築を目指すスターリンク衛星を搭載したファルコン9ロケットの打ち上げに成功したと報じられています。今回のロケットは過去に3回打ち上げられ再整備されたロケットの打ち上げになっていたとのこと。
NASASpaceFlight.comによると現地時間10日午前9時56分、フロリダ州にあるケープカナベラル空軍基地(実質、宇宙基地)からファルコ9ロケットが打ち上げられ、スペースXが構築を目指すスターリンク衛星の初期グループを軌道に乗せることができたと報じています。
今回の打ち上げで注目されたのはスペースXとしては初となる4回目の再利用打ち上げが実施されたことです。ファルコン9ロケットは現在、ブロック5型が運用されており、打ち上げ後にエンジンを再点火し発射場近くに戻され着陸するか、それとも大西洋に展開した無人船に着艦するか2通りで回収されています。もちろん通常のロケットのように回収出来しない打ち上げも実施可能です。
回収するかしないか、陸上回収か洋上回収かは打ち上げられる衛星の重さと投入する軌道により異なり、地球低軌道であればロケットは回収され、地球静止軌道に重い人工衛星と投入する場合は投棄されています。
その上で、打ち上げられたロケットはこれまで3回打ち上げられ回収した機体で、今回で4回目の宇宙へのフライトになりました。また今回の打ち上げでは大西洋上に設けられた無人船に着艦しており回収にも成功しています。
▼着艦するファルコン9ロケットの1段目
そして人工衛星を包むフェアリング。通常のロケットではフェアリングは宇宙空間で分離されそのまま大気圏再突入に洋上投棄されるのですが、スペースXはこのフェアリングにパラフォイルというパラシュートを搭載することで有人船を展開し回収しており、今回は過去に回収されたものを再整備し再び打ち上げられました。
ただ、今回の打ち上げに関してはフェアリングの回収のため2隻の船が大西洋に展開されたものの、天候の悪化が報告されたため帰還したとしており回収は実施されなかったと報じています。
▼過去に打ち上げられたスターリンク衛星
一方、打ち上げられた人工衛星は60基のスターリンク衛星で、1基あたりの重量は260kgに達します。総重量は15.6トンもの重量になっており、最終的に地上高度550km地点に展開されます。スペースXはこのような人工衛星を合計1万基以上を宇宙に展開し、地球上でどこでも接続可能な超高速・大容量の新たなインターネット網を構築する予定です。
今回の打ち上げで注目されたのはスペースXとしては初となる4回目の再利用打ち上げが実施されたことです。ファルコン9ロケットは現在、ブロック5型が運用されており、打ち上げ後にエンジンを再点火し発射場近くに戻され着陸するか、それとも大西洋に展開した無人船に着艦するか2通りで回収されています。もちろん通常のロケットのように回収出来しない打ち上げも実施可能です。
回収するかしないか、陸上回収か洋上回収かは打ち上げられる衛星の重さと投入する軌道により異なり、地球低軌道であればロケットは回収され、地球静止軌道に重い人工衛星と投入する場合は投棄されています。
その上で、打ち上げられたロケットはこれまで3回打ち上げられ回収した機体で、今回で4回目の宇宙へのフライトになりました。また今回の打ち上げでは大西洋上に設けられた無人船に着艦しており回収にも成功しています。
▼着艦するファルコン9ロケットの1段目
Landed another one! Fourth landing for this Falcon 9!
— Chris B - NSF (@NASASpaceflight) November 11, 2019
Came in like she knew what she was doing. pic.twitter.com/cGY66Y74QX
そして人工衛星を包むフェアリング。通常のロケットではフェアリングは宇宙空間で分離されそのまま大気圏再突入に洋上投棄されるのですが、スペースXはこのフェアリングにパラフォイルというパラシュートを搭載することで有人船を展開し回収しており、今回は過去に回収されたものを再整備し再び打ち上げられました。
ただ、今回の打ち上げに関してはフェアリングの回収のため2隻の船が大西洋に展開されたものの、天候の悪化が報告されたため帰還したとしており回収は実施されなかったと報じています。
▼過去に打ち上げられたスターリンク衛星
一方、打ち上げられた人工衛星は60基のスターリンク衛星で、1基あたりの重量は260kgに達します。総重量は15.6トンもの重量になっており、最終的に地上高度550km地点に展開されます。スペースXはこのような人工衛星を合計1万基以上を宇宙に展開し、地球上でどこでも接続可能な超高速・大容量の新たなインターネット網を構築する予定です。