
対戦車ロケット『RPG-7』。安価かつ大量に生産されていることからテロリストらが使用する兵器としても非常に有名で携帯式ロケットの代名詞的存在でもあるのですが、なんと海外ではお子さん用の玩具として販売されていると報じられています。
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Give your kids the gift of the Global War on Terror with these high-speed foam weapons

こちらが玩具のサンプル画像になるのですが、明らかにRPG-7を模した形状になっています。
GYHストアの説明によると本体は全長68.5cmあり口径は9cm。ちょうどお子さんが使用するにはバランスの取れたサイズになっているものと考えられます。最大の特徴は黄色い弾頭を飛ばす事ができるというもので、黄色い部分は柔らかいスポンジになっており「子供の身体を傷つける事はない」と説明しています。

この玩具は屋外での遊びに使用することができるとしており、この手のゲームの楽しさをより向上させることができるとのこと。価格は弾頭3発入りで通常価格70ドルのところ、いまなら34.9ドルで販売中です。

GYHでは他にも迫撃砲や手榴弾の玩具も販売されており子どもたちには十分な装備を購入することができます。
CM風にまとめると「今日から自宅の庭がバトルフィールドだ!」といったところでしょうか。

RPG-7は1950年代末に旧ソ連が開発した携帯式対戦車ロケットで、本格的に利用され始めたのはベトナム戦争以降になります。生産数は推定で900万基あまりと推定されています。
RPG-7は安価な兵器である一方で戦車を含めた装甲車に対して高い攻撃力があるという点です。これは均質圧延鋼装甲に対して最大で500mmという高い貫通力があるため、現代の戦車に対しては正面からは撃ち抜くことは難しいものの車両タイプの装甲車であれば容易く撃破できるという特徴があります。