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希少金属リチウムはリチウムイオン電池をはじめ、常に私達人間の身近な存在になっているのですが、韓国メディアによると、この希少金属リチウムの濃度がより人口密度の高いところを流れる川では濃度が数倍も高いことがわかったと報じられています。

韓国メディア聯合ニュースによると、ソウル市も流れる漢江の複数地点で川の水からリチウムの濃度を測定した結果、ソウル市を横切る地点では他の地点よりも最大で6倍ほどリチウムの濃度が高かったことがわかったと報じています。

記事によると、この研究は釜慶大学校、韓国基礎科学支援研究院、およびフランス国立科学研究センターが参加した国際研究で今月4日にネイチャー・コミュニケーションズに掲載された論文です。

"한강서 리튬 수준 측정…인구밀도 높은 곳에서 농도↑" | 연합뉴스

具体的な数値としては北漢江6カ所と南漢江7カ所、ソウルを通る漢江4ヶ所で川の水を汲んでリチウム濃度を調べたというもので、北漢江と南漢江のリチウム濃度は他国の川に比べて低い傾向があったといいます。しかしソウル市付近の漢江からは北漢江と南漢江の試​​料よりもリチウム濃度が最大で6倍も高かったとしています。

研究チームによると考えられる理由はリチウムイオン電池やそれを含むゴミに原因がある可能性が高いとしています。また現在の下水処理能力ではリチウムを除去することはできないことが確認できたともしており、人工的な水質におけるリチウムの濃度上昇が生態系や人に対してどのような影響があるのか研究を進める必要があると述べたとのことです。

この論文の共同著者によると「2012年時点で660万個ものリチウムイオン電池が生産されており、内21%が韓国で生産されたもの。一方で国内では使用済みのリチウムイオン電池の回収とリサイクル・処理が構築されていなかった」とし、「私達が生産したリチウムが自然にどのような影響を与えるのか関連する研究というのは全く存在していない」と説明しているとのことです。