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多くの現代人であれば当たり前のように身に着けている服。実はこの服に関して、その人が金持ちかそれとも貧しいか、そして能力の有無に関しての評価に影響していることが明らかになりました。

この研究はアメリカのプリンストン大学が行った研究で明らかになったもので、被験者に対して上半身のみの顔写真付きの写真を見てもらい、着ている服からお金持ちか貧乏か、そして写真の人が有能かどうか判断してもらいました。結果、多くの人が服装が裕福に見えた場合、その人の能力も高いと判断される傾向があったとしています。

In a Split Second, Clothes Make the Man More Competent in the Eyes of Others | Woodrow Wilson School of Public and International Affairs

この研究では写真を見る時間を130ミリ秒から1秒まで異なる3つ範囲で行ったものの、評価の傾向は時間に関係なく同じ傾向がみられたとしています。

さらに研究は続けられ、別の写真が用意され被験者に対して「服装からの評価は無視してください」という例、写真の人の職業と収入を予め伝えた上で評価してもらう例、「服装と人の能力は無関係です」と予め伝えた例、など様々な方法で評価をしてもらったところ、これでも服装が裕福に見えた場合は個人の能力が高いと判断してしまったといいます。

このような結果を得て、今回の研究からは衣服がより豊かと認識された場合その人は非常有能であると判断され、経済的状態も衣服から判断されるという影響を与えることが発見できたとしています。研究者によると「同じ顔の人が貧乏な服と豊かな服を着ていた場合、貧乏そうな服を着た場合に能力が低いと判断される。これは人が出会ってからわずか1/10秒で始まることがある」と説明しています。


街なかを歩けば多種多様な服を目にするのですが、奇抜なファッションでなければすれ違う人の服装をみて「お金持ちか」「能力が高いか低いか」などを評価している人はいないと考えられます。従って、このような能力の判断をされてしまうような場面、特に面接や仕事でヨレヨレの服や汚れた服で交渉相手や客に接するというのは避けたほうがよいと考えられます。

*抄訳したものを掲載しています