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クリスマスや年末、そして年始を控えた現在、普段よりも外出する機会も多くなると思いますが、海外の保険会社が行った調査によるとドライバーは子供よりもケーキを載せたときの方がより慎重に運転する傾向があることが分かったと報じられています。

簡単にまとめると
  • オーストラリアのドライバー20人に対して実験
  • ドライバーは「子供を乗せた時は慎重に運転した」と回答
  • 車の測定結果では子供よりも『ケーキ』を載せたときの方がより慎重に運転していたことが判明
イギリスのデイリー・メールなどが報じたものとしてオーストラリアの保険会社が1000人以上のオーストラリア人ドライバーから運転技術に関する調査を行った結果、見出しても紹介したように車の中に自分の子供がいる場合よりもケーキを載せて走行したとのほうがより慎重になると解答したと報じています。

Australian NRMA study finds drivers take more care with a pavlova in the car then driving children. | Daily Mail Online

記事によると、男女のドライバーに関してそれぞれ『運転技術に自信はあるのか?』という問をしたところ男性は77%、女性は65%が「自信がある」と回答しました。また全体調査として、回答者の27%は『運転中に食事をしたことがある』、26%は『信号が青になった瞬間にアクセルを踏む』と回答。25%は『後部座席の子どもが気になってよそ見運転をしたことがある』と回答しています。

今回の調査では20人の被験者に対して運転技術に関する実験を8日間かけ調査を実施しています。内容は『自分一人だけの運転』『子供を載せた運転』『ケーキを載せた運転』で、それぞれに対してどのように運転するよう心がけたのか回答してもらいました。
結果、全体の50%は『ドライバーは子供を乗せたときの方が慎重に運転した』と回答。また『ケーキを載せた時はもっと慎重に運転した』と回答したのはわずか12%でした。

しかし、実験に使用された車にはセンサーが取り付けられており、回答した結果と実際の運転は全く異なった結果が得られました。
具体的にはケーキを載せて運転した時は子供を乗せて運転した時よりも運転スキルが向上していたとしており65%が加速が改善され、60%が慎重にブレーキを踏むようになり、半数がハンドル操作を慎重にしていたとしています。従って全体では95%のドライバーが子供を載せたときよりもケーキを載せた時のほうがより慎重になる傾向があったとのことです。

研究者によると「普段ケーキを載せて運転するという状況は少なく、子供を乗せる時よりもより慎重になったのではないか」と話しているとのことです。

何れにしても子供を乗せたときドライバーはより慎重に運転するという潜在意識が働くことは間違いと考えられます。今後年末年始にかけ車を運転される方も多いと思いますが、わき見やよそ見などで悲惨な事故を起こさないよう今一度注意を心がけたいところです。