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遠く離れたところで発生した場合、銀河一個分に匹敵する明るさで観測されるのは超新星爆発です。放出されるエネルギーは桁違いの量となるのですが、その爆発が僅か640光年の銀河系内、オリオン座を構成するベテルギウスで近々発生する可能性が最近報告されています。

Daily Mail Onlineなど海外メディアによると、ペンシルベニア州のビラノバ大学が行った観測によると北半球の『冬の星座』の代表格、オリオン座のベテルギウスに関してこれまで観測された中で最も暗くなって観測されていると報じています。

Will Betelgeuse explode soon? Star may go supernova soon | Daily Mail Online

記事によると地球からの見かけの明るさに関して、研究チームによると今年10月に行われた観測よりも現時点で半分ほどの明るさになっているとしており、データが残っている過去50年の中で最も暗くなっているとしています。
ベテルギウスはこれまでの観測結果から規則的に明るくなったり暗くなったりを繰り返すパターンを繰り返していたものの、そのサイクルの中で今回は最も暗くなって観測されているとしています。

研究者によると「正確にはわからない」という前提で「今すぐにでもベテルギウスが超新星爆発を起こす可能性がある」と指摘しています。

ただ、記事によるといつベテルギウスが超新星爆発を起こすのかは詳しくはわからないとしており、『万単位』で先に発生すると指摘する専門家もいるとしています。今回の明るさの低下はベテルギウスで何らかの現象が発生しているためとみてよいのですが、これが超新星爆発のシグナルになるのかは誰にもわからないといったところになりそうです。

数え切れないほどの無数の恒星が存在する銀河系内で発生した超新星爆発については、人類が文字として残しているものでは僅か6例しかないとされ、その中で最後に観測されたのは1604年10月9日が最後となっています。
従って目に見える超新星爆発は天体ショーとしても極めてレアな出来事になると言えます。

ベテルギウスが超新星爆発を起こしたら?

地球からわずか640光年先の銀河系内に位置する巨大な天体ベテルギウス。その直径は太陽系に置き換えた場合木星軌道を超える大きさにまで膨れ上がってるのですが、仮に超新星爆発を起こした場合地球からはどのように観測されるのでしょうか。

記事によると、専門家の予想としてあくまで想定される規模からベテルギウスは金星よりも明るく輝くことは毎違いないとしています。金星は見かけの明るさは-4.4等星で夕暮れ、夜明けによく観測することができるのですが、超新星爆発を起こした場合のベテルギウスは-12.4等星に見えるとしています。

この差は一体どのくらいなのでしょうか。なんと明るさとしては金星よりも1500倍以上も明るく輝くとしており、日中でも明るく輝いて見え、夜では直接目に入ると苦痛に感じるほどの明るさになるだろうとしています。
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