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2011年に初飛行し数十機が量産されていると言われている中国初の実用型ステルス戦闘機J-20(殲-20)。この戦闘機に関して、先日改良型モデルの新たに発表されたとされているのですが、その中で最大の特徴はエンジンノズルの変更にあるとしています。

ロシア譲りの試作機カラーで登場したのはいつ撮影されたのか詳細は不明のJ-20です。J-20は2017年3月に空軍に納入され実戦配備となったのですが、機体の開発は依然として続けられており、最近になり新しいアップグレードモデルの発表があったとしています。

换装锯齿喷管涡扇10?我新批次歼20战机疑似出厂试飞_高清图集_新浪网

具体的な内容も不明なのですが、その一つとしてエンジンに改良が施されており、ステルス性を高めたエンジンノズルが搭載されるようになったとのこと。

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こちらが新しいエンジンノズルを搭載したアップグレード版となるJ-20です。J-20はこれまで試作された機体でも実戦配備され量産されている機体でもエンジンノズルは第4世代戦闘機のような円筒形の形状となっていました。

しかし、この機体ではエンジンノズルがギザギザとなっており、アメリカのF-35をはじめロシアのステルス戦闘機Su-57(改良型)で見られるエンジンノズルが新たに搭載されていることが伺えます。このような形状にすることで特にエンジンノズルがむき出し状態のステルス戦闘機ではレーダー反射を抑えることができるとされています。

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実はこのエンジンノズルを搭載したモデルは初めて撮影されたものではなく、少なくとも2018年8月中旬の段階でリークされていました。



また記事によると、搭載されているエンジンについてWikipediaとは異なり、前後関係も若干違うことが記載されています。
具体的にはJ-20のプロトタイプとなる2001以降の8つの機体にはロシア製のAL-31Fが搭載されていたとしています。しかし開発する上でエンジンの改良等に問題があったらしく、J-16に搭載されているWS-10がWS-15への移行用として今は搭載されているとのこと。ちなみにギザギザノズルが搭載したモデルはステルス性が改良されたWS-10Cとしています。