
韓国で1級発がん性物質に指定している放射性希ガス『ラドン』。2018年にラドンを放つベッドが国内で大量に販売されていたことが明らかになり、後に全国で回収する騒動となっていたのですが回収されたベッドが未だに処分されず放置されていることが明らかになりました。
韓国メディアSBSによると、2018年5月に韓国内でデパートなどで販売されいたベッドのマットレスから放射性希ガス『ラドン』を放っていたことで同年6月にかけ大規模な回収が実施されていました。しかし、この時回収されたマットレスが未だに処分されず放置され続けています。
라돈 침대 7만 개 수거해 놓고…처리도 못 하고 방치 | SBS 뉴스
なぜ放置され続けているのか。記事によると、大きな原因としてこのマットレスがどのように体に悪いのか、そしてどのような影響があるのかしっかりとした研究が行われていないことにあるといいます。回収されたマットレスは7万点あまりで、これをどのように処分するのかその方法がまだ見つかっていないためとのこと。
韓国政府は当初、回収したマットレスは野積場で解体し金属のスプリングは鉄工所で繊維は焼却場でそれぞれ処分すると発表していました。
一方で、身体に密着する製品でラドンが発生したという前例が世界で存在しないという点で長期的な追跡調査と研究が必要とされているものの、このような対応には政府が前向きではないとしています。原子力安全委員会職員によると、放射線の数値が低く健康に及ぼす影響が明確に立証することが容易ではないとしています。
処分に関しては、基準値以上のランドが検出された生活製品は放射性廃棄物として規定されていないため処理施設に持っていくことができないといいます。残った方法としてはまるごと埋めるか焼いて残った灰などを埋めるかという案です。
しかし、焼却処分した場合も灰が放射線の基準値を超えてしまうことが予想されその後の対応が法律には無いとしています。
従って、どのように処分するのかは法律を改正するしかないとしており環境省の職員によると、ラドンベッドを処理することができる企業を呼び協議したうえで、今年の下半期にも改正を推進する計画があるとしています。
回収してから丸2年は放置されることになったラドンベッド騒動。韓国ではマットレス以外にも基準値を超えるラドンが検出された製品が複数確認されており、そのような製品がどのように処分されているのかは明らかになっていません。
*抄訳したものを掲載しています
라돈 침대 7만 개 수거해 놓고…처리도 못 하고 방치 | SBS 뉴스
なぜ放置され続けているのか。記事によると、大きな原因としてこのマットレスがどのように体に悪いのか、そしてどのような影響があるのかしっかりとした研究が行われていないことにあるといいます。回収されたマットレスは7万点あまりで、これをどのように処分するのかその方法がまだ見つかっていないためとのこと。
韓国政府は当初、回収したマットレスは野積場で解体し金属のスプリングは鉄工所で繊維は焼却場でそれぞれ処分すると発表していました。
一方で、身体に密着する製品でラドンが発生したという前例が世界で存在しないという点で長期的な追跡調査と研究が必要とされているものの、このような対応には政府が前向きではないとしています。原子力安全委員会職員によると、放射線の数値が低く健康に及ぼす影響が明確に立証することが容易ではないとしています。
処分に関しては、基準値以上のランドが検出された生活製品は放射性廃棄物として規定されていないため処理施設に持っていくことができないといいます。残った方法としてはまるごと埋めるか焼いて残った灰などを埋めるかという案です。
しかし、焼却処分した場合も灰が放射線の基準値を超えてしまうことが予想されその後の対応が法律には無いとしています。
従って、どのように処分するのかは法律を改正するしかないとしており環境省の職員によると、ラドンベッドを処理することができる企業を呼び協議したうえで、今年の下半期にも改正を推進する計画があるとしています。
回収してから丸2年は放置されることになったラドンベッド騒動。韓国ではマットレス以外にも基準値を超えるラドンが検出された製品が複数確認されており、そのような製品がどのように処分されているのかは明らかになっていません。
*抄訳したものを掲載しています