T-14

戦争で使用される戦車が開発されて以降、攻撃力、防御力そして機動性など性能を向上させていますが、これまで設置されることなはなかったというトイレがロシアの戦車に初搭載されたと報じられています。

イギリスのDaily Mailは先月末、ロシアが開発している最新鋭の戦車『T-14』に世界で初めてとなるトイレが搭載されたと報じています。記事によると、戦車に装備としてトイレを搭載するのは世界初の試みとしており、トイレ自体は水洗式とのこと。

俄“阿玛塔”坦克加装车内厕所 英媒酸了:我们的坦克都没有

戦車といえば敵の戦車を破壊しつつ、敵地に攻め込むという相手を直接的を叩く陸上兵器としては最も攻撃力があるという兵器になるのですが、実は私達の車などと大きく異なるの戦車を操縦する兵士の生存性の確保しているという点です。

T-14 アルマータ_1

具体的には戦車には核兵器や化学兵器に耐えうる構造となっており、仮に放射性物質や塩素ガスなどで大気が汚染されているような場所でも、戦力が無力化されないよう特殊なフィルターが搭載されており戦車を動かし続けることができます。その日数は定かではないものの、一般的なロシアの戦車であれば数日間とされています。



しかし、兵士は人間である以上排泄を行う必要があり、今回T-14には初めてトイレが整備されたということになります。また記事によると少なくともアメリカやイギリスで運用されている戦車には車内にトイレはないとしており、設計思想が異なることが伺えます。

ちなみにT-14にトイレがついているという話は2019年3月の時点でロシアのSputnikが報じており、T-14のベースとなっているアルマータ共通戦闘プラットフォームにトイレが搭載されているとしていることから同じプラットフォームを搭載している別の車両にもトイレがついているということになります。