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著しい経済発展を遂げ、高層ビル・マンションが立ち並ぶ中国の都市。一方で既に売り出されているという高級マンションで『おから工程』という雑な建築実態が明らかになったと報じられています。

2020年1月2日、中国中央テレビ(CCTV)はこのほど、中国で建設中の高級マンションが、おから工事のため建設がストップしていると伝えた。記事によると、浙江省義烏市で建設中のマンション「西江雅苑」に重大な品質問題があると複数の中国メディアが伝えた。マンション購入者が撮影した映像では、建設中のマンションの柱を手でほじると、コンクリートが簡単にぼろぼろと落ちてしまう様子が映っている。

Record China
非常に雑な方法で建設された建物について、中国では『おから工事(日本でいう手抜き工事)』などと呼ばれており、例えば過去にはコンクリートの中に発泡スチロールが入っていたり、建設中のマンションが突然倒壊するなどよくわからない工事がこれまで複数明らかになっていました。

一方で、かつてのような『おから工事』に関するネタは中国からは発信されることが随分と少なくなってきたのですが、今回改めてこのようなことが報じられています。

水泥一抠就掉,这样的楼盘如何蒙混过关的- 中国决策信息网

記事によると、どのような経緯で発覚したのかは不明なのですが、撮影された映像や写真はマンションの購入者が撮影したというもので、この人物は既に日本円で1億5000万円相当で購入済みだといいます。しかし購入者によると、現時点で工事はストップしており「住むことも売ることもできず、無期限に待つしかない状態だ」と嘆いているとしています。

問題は指で砕けるコンクリだけではなく様々な箇所で手抜き工事が発覚しており、天井のヒビ、壁のヒビなど複数に亀裂が入っていると伝えています。

施工側は今回の事態にどう思っているのかという点について、記事によると「自分たちの品質は合格だと思っているので、改善が必要だとは思ってはおらず、このためにわれわれの正常な処理ができなくなっている」などと文句を言っているとしています。

またこの業者が同じく施工したマンションは40棟で既にマンションそのものは完成しておりコンクリートの強度など検査は行われているものの「結果は楽観視できない」とし、購入者に配られた資料には建築基準に達していないため居住することはできないと記されていたとのことです。
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