
私達が普段口にする飲み物として牛乳があります。健康に良いなどと多く口にされている方もいらっしゃると思うのですが、海外の研究によると、高脂肪牛乳を飲む人は低脂肪牛乳を飲む人に比べ寿命が短くなる傾向があったと報じられています。
スーパーの牛乳コーナーに行くと様々なメーカーから値段も成分も異なる複数の牛乳が販売されています。普段飲んでいるものを探すほどの種類が売られている場合もあるのですが、米国のブリガムヤング大学が行った研究によると特に脂肪分が多い牛乳をより頻繁に摂取する人ほど寿命が短くなる可能性を示唆する結果が得られたとしています。
Drinking 1% rather than 2% milk accounts for 4.5 years of less aging in adults
記事を読む限り、今回の研究はアンケートから実際に人間が死亡した年齢を調べるというものではありません。今回は米国の成人5834人からアンケートで脂肪成分が全脂肪・2%・1%・無脂肪、そしてその牛乳を飲む頻度について答えてもらい、ヒト染色体にあるというテロメアという部分の大きさ(長さ)を調査しました。
このテロメアについては高齢者ほど長さが短くなる傾向があるといい、テロメアの長さ=寿命と言われているそうです。
では牛乳の摂取によりテロメアの長さにどのような影響を与えたのでしょうか。記事によると、今回の研究では高脂肪牛乳を頻繁に飲む人ほどテロメアの塩基対の長さが短くなっていたことがわかったとしています。
具体的には牛乳の脂肪成分が1%増えるごとに69塩基対が短くなり4年ほど寿命が短くなる計算になるとしています。ちなみに全く牛乳を飲んでいない人は高脂肪牛乳を飲んでいる人よりも145塩基対もテロメアが長かったとしています。
研究者によると「牛乳を飲む事自体は悪いことではない」としており、「どの牛乳を飲むのかをもっと意識するべきだ」と話しているとのことです。
日本で販売されている牛乳については種類により脂肪分が異なっています。美味しい牛乳はどれ? ミルクの専門家が10本飲み比べ&選び方を解説 - 価格.comマガジンによるとこのようになります。
Drinking 1% rather than 2% milk accounts for 4.5 years of less aging in adults
記事を読む限り、今回の研究はアンケートから実際に人間が死亡した年齢を調べるというものではありません。今回は米国の成人5834人からアンケートで脂肪成分が全脂肪・2%・1%・無脂肪、そしてその牛乳を飲む頻度について答えてもらい、ヒト染色体にあるというテロメアという部分の大きさ(長さ)を調査しました。
このテロメアについては高齢者ほど長さが短くなる傾向があるといい、テロメアの長さ=寿命と言われているそうです。
では牛乳の摂取によりテロメアの長さにどのような影響を与えたのでしょうか。記事によると、今回の研究では高脂肪牛乳を頻繁に飲む人ほどテロメアの塩基対の長さが短くなっていたことがわかったとしています。
具体的には牛乳の脂肪成分が1%増えるごとに69塩基対が短くなり4年ほど寿命が短くなる計算になるとしています。ちなみに全く牛乳を飲んでいない人は高脂肪牛乳を飲んでいる人よりも145塩基対もテロメアが長かったとしています。
研究者によると「牛乳を飲む事自体は悪いことではない」としており、「どの牛乳を飲むのかをもっと意識するべきだ」と話しているとのことです。
日本で販売されている牛乳については種類により脂肪分が異なっています。美味しい牛乳はどれ? ミルクの専門家が10本飲み比べ&選び方を解説 - 価格.comマガジンによるとこのようになります。
成分無調整牛乳(牛乳):生乳を殺菌し、そのまま詰めた牛乳。乳脂肪分が3.0%以上含まれているもの成分調整牛乳:生乳から、乳成分(脂肪・ミネラル・水分等)の一部を取り除いたもの低脂肪牛乳:成分調整牛乳のうち、生乳から脂肪分のみを除去し、脂肪分を0.5~1.5%にしたもの無脂肪牛乳:成分調整牛乳のうち、生乳から脂肪分を除去し、脂肪分を0.5%未満に調整したもの加工乳:牛乳に乳製品(脱脂粉乳・バター・クリームなど)のみを生乳に加えて、濃厚タイプや低脂肪タイプにしたもの乳飲料:生乳や乳製品を主原料に、乳製品以外(ビタミン・果汁・カルシウム・コーヒーなど)を加えたもの※乳飲料以外は、すべて無脂乳固形分が8.0%以上含まれています。
今回の研究では脂肪分が多い牛乳を多く飲めばのむほど寿命が短くなる傾向があるということで、気になる方は一切飲まないか低脂肪もしくは無脂肪と表記されたもの、パッケージの成分表を見て1%程度のものを購入することをオススメします。もちろん牛乳由来のヨーグルトといった製品でも注意が必要になってくると考えられます。
この手の研究については必ずしも『研究結果=正しい』というものではなく、別の人物が行った同じ研究でも今回と同じ結果として再現できるのかが重要となります。
この手の研究については必ずしも『研究結果=正しい』というものではなく、別の人物が行った同じ研究でも今回と同じ結果として再現できるのかが重要となります。