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新型肺炎(新型コロナウイルス)の感染者が確認されている上海市に関して、中国メディアによると上海市は上海に入ってくる人を選別しそれぞれを自宅などに2週間ほど隔離する措置が実施されていると報じられています。

澎湃新闻によると、今月27日上海市政府事務局長らが記者会見を開き、この地域での新型コロナウイルス感染による肺炎予防と制御のため発表時点で9800人あまりが隔離措置をとっていると発表しました。


記事によると、この措置は上海市に入ってくる全ての人が検査の対象になるとしています。具体的には現時点で9804人が隔離観察されているとしており、8706人は自宅隔離、1098人は集中隔離観察がされているとしています。

▼上海鉄道における体温測定の実施。各地の駅で同様の体温測定が実施されています
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Photo:网易新闻
また合わせて、公共の場所や地域での活動に関して包括的に中止する措置が実施されるとしています。これは現在の新型コロナウイルスの状況を鑑みて集団を減らすことは人人感染を遮断するために有効な手段だと主張しています。

現在上海市ではレベル1の公衆衛生上の緊急事態が敷かれており、1月24日以降要件に則り迅速な行動を実施してきました。特に観光に関しては集団観光がキャンセルされ上海の主要施設では既に4200施設で閉鎖措置がとられているといいます。これは上海ディズニーランドも例外ではなく25日には閉鎖されました。

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新型コロナウイルスに関しては海外の一部の国では既に入国に制限をかけたり禁止している国が確認されています。中国の上海市でも地域外から入ってくる人に対して隔離措置がとられているものの日本では経過観察を含めて措置はとられていません。