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中国では医療従事者まで新型コロナウイルスに感染するという問題が確認されているものの、一方で体調不良が現れ新型コロナウイルスの感染が疑われた医師が診療を続けていたことが明らかになり、当該医師の資格が剥奪される出来事があったと報じられています。

中国の複数メディアによると、出来事があったのは中国江西省撫州市乐安县人民医院の医師で、先月の時点で既に発熱などの体調不良が現れていたにもかかわらず患者への診療を続け、今月4日になり新型コロナウイルスに感染していたことが確定となっていたといいます。

江西重罚多名医护人员:故意隐瞒病情和行程,拒不配合隔离措施_防控

記事によると、この医師は1月22日に北京から来たおいと接触し、26日の時点で倦怠感や発熱(37.6-39°C)、寒気などの症状が現れていたといいます。しかし、この医師は従業員として報告義務があるという身体の異常に関して報告することはなく患者への診察を続けていました。31日になり両肺に肺炎の症状が現れたことでようやく病院の指導者に事態を報告していました。

その後、おいは2月1日に北京市で新型コロナウイルスに感染していたと診断され、医師は4日に感染により肺炎が発生したと診断されたといいます。医師は少なくとも1月26日~31日までの間、発熱などの自覚症状が現れた状態で薬を飲み多くの人と接触し社会に悪影響を及ぼしたとしています。

今回の事態について今月6日、保健衛生委員会の党委員会は医師資格の取消を決定しており、公安機関が既に調査に乗り出していると報告されています。

また記事では他の病院でも主任看護師が親族の発病と旅行歴を隠し報告していなかったとして解雇された例や、薬剤師が新型コロナウイルスの感染者と接触したことで規則に則り隔離措置となるものの拒否。他にも電話に出ないなど感染拡大の防止の措置に一切協力しなかったとして解雇され薬剤師の資格が取り消された例を掲載してます。