中国医療廃棄物

日々病院から排出される医療廃棄物。その中には他人に移す病原体を含む医療廃棄物も存在しているのですが、今回は中国から新型コロナウイルスを含む医療廃棄物がどのように処分されているのか紹介していきます。

2月撮影されたのは中国福建省の省都福州市で日々行われいる医療廃棄物の処分の様子です。記事では福建省固体廃棄物処分有限会社の仕事の内容を報じており、市内にある10の指定病院と40の隔離観察所があり毎日2トンの医療廃棄物を回収しているといいます。

探访鲜为人知的疫情医疗废物处置点_网易新闻

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具体的にどのようなものが入っているのかについては、記事では医師が使用したマスクや手袋、防護服、そして患者が使用した各種医療器材としています。

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回収から帰ってきたトラックは作業員により消毒が行われます。

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医療廃棄物が入ったボックスについても再消毒を行い運搬の安全を確保しているとのことです。

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作業員はN95の高性能マスクの他、防護服やゴーグル、ゴム手袋を着用しており、『完全武装』状態で作業が進めれているとのこと。

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現在、新型コロナウイルスの流行で医療廃棄物も増えているらしく、労働時間は朝8時から夜21時までになっており「とても大変だ」と表現されています。

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こちらが運ばれた医療廃棄物の焼却炉です。記事にとると回転窯の焼却炉だとしており、850度以上の高温で焼却しウイルスを完全に不活性化しているとのこと。排出されるガスについては基準に基づき排出されているとのことです。