新型コロナウイルス_1

微生物よりも遥かに小さく、素人が使えないような顕微鏡で観察する必要があるウイルス。その一つである新型コロナウイルスに関して、アメリカの研究機関が仕様が異なる特殊な顕微鏡2台を用いて撮影したものが公開されたと報じられています。

今回新型コロナウイルスの新たな画像を公開したのはアメリカの国立アレルギー感染症研究所の研究チームです。用いられたのは2種類の高解像度顕微鏡としており一つは『走査型電子顕微鏡』もう一つは『透過型電子顕微鏡』です。

Images of new coronavirus just released | Live Science

新型コロナウイルス 走査型電子顕微鏡
Photo:NIAID-RML
最初は走査型電子顕微鏡で撮影された画像です。表示されている青やピンク・紫色はヒト細胞と見分けるため加工処理されたもので、黄色が付けられた新型コロナウイルスが人の細胞の中で存在していることを示しているとのこと。

新型コロナウイルス 透過型電子顕微鏡
Photo:NIAID-RML
そしてこちらが透過型電子顕微鏡で撮影された画像です。ヒト細胞の表面から出現する新型コロナウイルスと紹介されています。

そもそも新型コロナウイルスの『コロナ』とはどういう意味があるのか。調べたところ、語源としてはラテン語の『王冠』または『光の輪』という意味があるそうです。コロナウイルスを顕微鏡で観察すると『ビリオン』と呼ばれる外観が確認でき、このビリオンがコロナに似ているためそのような呼ばれ方をしているそうです。

「ウイルスは微生物のような生物とは異なる」というのはご存じの方も多いと思うのですが、ウイルスが私達と同じ生き物なのかそれとも生き物ではないのかというのは、自然科学の分野では分類することができないとのことです。ただし、学者らではウイルスは生き物ではないという考え方が一般的だとされています。
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