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ウイルスの伝播の一つに接触感染があります。これは感染者が触ったものを介して他人に感染が広がるというものなのですが、新型コロナウイルスに関して一部メディア等では金属面などでは「最大2日ほど生き残る」と専門家の話を紹介しているものの、実際は最大9日間生き残ることが明らかになっているとのことです。

CNNは記事で『コロナウイルスが汚染された表面にどれだけ長く残るか』という趣旨の記事を掲載し具体的な生存期間また有効な消毒について掲載しています。

How long coronaviruses may linger on contaminated surfaces, according to science - CNN

記事では新型コロナウイルスは様々な物質の表面上でどれくらいの期間生き残ることができるかという懸念が高まっているとし、中国中央銀行は紙幣を洗浄しウイルスを破壊するための対策を実際に講じているとしています。

その上で新型コロナウイルスで汚染された表面や物体に接触することで人がどの程度感染するのかについては研究が始まったばかりで正確には明らかになっていないとしており、一部の研究者からはこれまで確認されている他のコロナウイルスの挙動を研究することで手がかりを見つけているといいます。

具体的に、ヒトコロナウイルスであるSARSそしてMARSに関しては金属、ガラス、プラスチックなどツルツルとした表面では最大9日間生き続けることが確認されているそうです。(ウイルスについては生物ではないものの、あくまで感染可能な状態として生きているという表現から『生き続ける』という言葉が用いられていると考えられます)
この研究に関してもあくまでも遺伝子の類似性が8割のSARSで研究されたデータに基づくとしており、必ずしも新型コロナウイルスでは当てはまらない可能性があるとも指摘しています。


一方、日本のメディアなどではつり革などつるつるとして表面では「最大で1~2日生き残る」など大幅に短い時間を口にしていた医師や専門家の話が紹介されていたのですが、その根拠はWHOなどの見解に基づくものと考えられます。

したがって、紙幣を初めボタンや手すりなど感染者が触ったところや咳・くしゃみなど飛沫が付着したところは消毒しなければ最大で9日間は感染力を持った状態で存在し続けるということになります。

最近注目されているのは消毒に関しては、CNNの記事によるとあくまでSARSをはじめとしたコロナウイルスの消毒例として、62~71%エタノール、0.5%過酸化水素、0.1%次亜塩素酸ナトリウムによる表面消毒手順によって効率的に感染力を不活化できるとのことです。消毒に関しては過酸化水素などの手順を省いても有効だとしています。
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