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中国以外、日本に停泊した外国船舶のクルーズ船以外で最も多くの新型コロナウイルスの感染者数を出している韓国。そのホットスポットとなっているのは新興宗教団体『新天地イエス教会』ですが、韓国メディアによると、1261人に関して発熱などの何らかの症状があることがわかったとのことです。

朝鮮日報によると、疾病管理本部によると今月22日午前9時時点で新天地イエス教会の信者から新たに38人が感染確定となったと報じています。

신천지 대구교회서 38명 추가 확진자 ‘또’ 발생…“교인 1261명 의심 증세” - 조선닷컴 - 사회 > 사회 일반

記事によると新天地イエス教会の信者として初めて感染が確認された国内で31番目の確定者(61歳、国籍韓国人、女性)が発表されて以来、この患者が参加していた大邱市(テグし)では信者の集団感染が相次いでいるとしています。具体的には20日に28人、21日に85人、そして22日午前の段階で38人で合計169人となっています。

31番目の確定者が多くの人に感染を広めるスーパースプレッダー(中国名:毒王)になったのかは定かでない無いと考えられるのですが、記事によるとこの信者は今月9日と16日に大邱市にある教会(見た目はただのビル)に行っていたことが明らかになっています。
記事によると「この時点では症状が現れていなかった無症状感染者だった」と記載しており、当該感染者の行動としては少なくとも両日それぞれ2時間内部で活動していたといいます。

この信者については交通事故で入院していたと報じられていたのですが(下記リンク)、正しくは通院していたと考えられ、過去の記事ではどのような経緯なのかは不明なのですが『今月8日と15日に病院側が31番目の感染者に対して新型コロナウイルスの検査を進めたものの、これを拒否し、市内を歩き回るなどの行動が確認されていた』と報じられています。
なぜ検査を拒否したのかについては予想するしかないのですが、宗教団体が開いた集会(礼拝)に理由がある可能性があります。



大邱市および政府は、当該宗教団体から提供を受けた信者9336人に対して新型コロナウイルスの調査を進めているのですが、感染を疑う症状は1261人(13.5%)と発表しています。市は検体調査を進めており現在の感染者数となっています。一方で信者710人に関しては連絡がつかない状態だとしており今後も感染者は増える可能性があると指摘しています。