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連日確認されている新型コロナウイルスに関して、特に高齢者や糖尿病などの基礎疾患を患っている人は重症化また死亡しやすいと言われているのですが、日本国内の事例として現在治療されている重症の新型コロナウイルス感染者のうち中軽症に症状が改善した人はたった1人しかいないと記載されていることが明らかになりました。

厚生労働省がホームページ内で発表している、新型コロナウイルス感染症についてというページ内に『国内の状況について』という内容があり、現在の日本国内における感染者や症状の度合いが細かく記載されれています。

2月28日現在の内容として資料では、『日本国内でPCR検査(新型コロナの感染の有無を調べるもの)を受けた人』と『武漢からチャーター機で帰国しPCR検査を受けた人』の2つに分け記載されており、陽性反応者の数は『無症状者』『有症状者』に分け、症状ごとに現在どのような内訳になっているのか細かく記載されています。

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そのうち、有症者の中には『人工呼吸器または集中治療室に入院している者』の人が国内には20人確認されているのですが、*2というただし書きがされておりこれを見ると「今までに重症から軽~中等症へ改善した者は1名」と記載がされています。したがって、あくまで28日時点で重症となった患者の症状が改善された人はたった1例か確認されていないということになります。
新型コロナウイルスについてはどのような症状が重症になるのかは不明だったのですが、厚生労働省の資料からは重症者は人工呼吸器または集中治療室に入院している者ということになるで間違いないと考えられます。

現在重症となった方、また軽症や中症の方が重症となった場合どの程度の割合で改善するのか、そして改善後の後遺症の有無などは研究が進められている段階と考えられるのですが、一刻も早い治療薬等の開発が望まれます。

国内で新型コロナウイルスの感染者が見つかって以降28日時点で195人に感染が確認されており、退院した人の数は無症状者が15人中4人、入院者は180人中26人となっています。