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日本の屋形船、そして韓国の新興宗教団体で発生した集団感染からも新型コロナウイルスの強い感染力が明らかになっているのですが、これに関して韓国のとある病院では入院患者102人の内なんと99人が感染するという集団院内感染が発生していたことが明らかになりました。

新型コロナウイルスの感染が拡大する韓国で、ある病院の精神科病棟に入院していた患者のほとんどが感染したことが分かり、中国のネット上でも衝撃が広がっている。慶尚北道などが23日に発表したところによると、同道の大南病院の精神科病棟の入院患者102人のうち99人が新型コロナウイルスに感染した。

Record China
この病院については過去当サイトでも紹介していたものになるのですが、その具体的な患者数などが記載されています。

記事にも記載されているように入院患者102人のうち99人感染するという驚きの院内感染については新興宗教団体の教会(見た目は普通のビル)で集団感染が発生した大邱市にある病院で、清道大南病院という精神病を患う人たちがいる病棟で発生しました。

報じられた当時は入院患者の全体調査は行われていなかったのですが、最終的な結果として102人中99人という数が出てきたのですが、この病院では別に医療従事者の感染も確認されています。
また精神病棟では窓や扉などは簡単に開くことができないような設計になっているといい、隔離されたような環境で大規模な感染拡大が広まったことを考えると外部の人間、つまり医療従事者により院内感染が広まったことはほぼ間違いなく、クルーズ船や新興宗教団体と同様に一定の何らかの接触等があれば誰でも容易に感染するという感染力の強さが改めて明らかになりました。

したがって、日本でも学校等を休校したり大規模イベントを中止するということが既に始まっているものの、感染力の強さから鑑みても人との交流を抑えたり遠ざけるという対策は非常に有効であると考えられます。