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日本の航空自衛隊向けの次期戦闘機導入に関して、F-3というステルス戦闘機開発がアメリカと共同開発に向け調整に入ったなどと一部で報じられています。

政府は航空自衛隊が2030年代半ばに導入する「次期戦闘機」の開発に関し、日米共同で取り組む方向で調整に入った。共同開発でも「日本主導」の方針を維持するため、日本が開発費の大半を負担する。これにより基幹部分を開発し、将来的に機体を自由に改修できる優位性を保つ。同時期に新型戦闘機の計画を持つ英国との関係は技術協力にとどめる。年内に正式決定する。

日本経済新聞
F-3は現在航空自衛隊が運用しているF-2の後継機として、置き換えを進めつつ就役を目指すもので所謂レーダーに写りにくいステルス戦闘機であることはほぼ間違いないと言われています。

F-3の開発についてはこれまで『国内開発案』、『国際共同開発案』そして『既存機の能力向上型の購入案』の3つがありました。
国内開発案とは多くの技術を国内技術で行うという純国産開発機で、国際共同開発案は外国つまりアメリカやイギリスの大手軍需企業と日本主導で開発する案(今回の発表案)、そして既存機の能力向上型の購入案ではF-22やF-35の搭載機器をアップグレードしたものを導入するというものです。

しかし、『既存機の能力向上型の購入案』は輸出規制や求められるスペックが不足しているなどということで廃案となり『国内開発案』についても結果的に廃案となったとされています。



F-3に関しては最近中国メディアがあくまで日本のDiplomat Scholarが報じた内容として、F-35のようなコンパクトな戦闘機ではなく長距離を飛行し長時間滞在可能で多くの兵器を運用できる大型の戦闘機を望んでいるという防衛省のコンセプトが発表されたなどと一部専門家のコメントを記載しています。

記事では開発に至っては仮にアメリカと協力するとに日本からの海外への輸出制限がされるため米国と協力は定まっていないとしています。