新型コロナウイルス_1

新型コロナウイルスの感染拡大が広まる韓国。一方で、新型コロナウイルスの潜伏期間に関して自宅隔離解除後に発生した例が複数確認されており、14日間という隔離期間について疑問視する意見が寄せられてると報じられています。

新型コロナウイルスの隔離期間については日本でも2週間、つまり14日間がひとつの目安となっているのですが、韓国ではわかっているだけでも複数の患者が隔離期間解除後に陽性判定がでるケースが見られたとしています。

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記事によると、保健当局および自治体の発表として、14日間隔離され無症状の状態だった人が確定判定を受けた事例が相次いで発生しているとし、最大14日間の潜伏期間よりもはるかに長い「変種ウイルス」が出現したことはないかという懸念まで出てきていると報じています。

具体的には、新型コロナウイルスの陽性判定を受けた人物の濃厚接触者として従業員22人に対し2週間の隔離が実施され解除されたといいます。しかし、50代のBさんは隔離解除となった6日後に発熱の症状がでたことで検査を受けたところ新型コロナウイルスの陽性と判定されてたといいます。この人物については隔離後に感染したのかの有無について調査が進められているとしています。


他の事例としては新天地イエス教会の確定者と接触し2週間の隔離がされたものの、隔離解除後に実施した再検査で2人が陽性判定となりました。何れも事例も隔離中に発熱や咳などの症状は一切見られず、当局はこの2人については隔離後に感染したのではなく体内でウイルスが増加し発症したのではないかと推測されています。

この14日後の隔離後に発症に関してはBBCによると、アメリカの研究チームが発表した論文として中国などの感染例を分析した結果、感染から発症までに要する日数、つまり潜伏期間は5日前後だったとしてます。
ただ、感染から12日までに症状が出なかった場合は無症状病原体保有者となり他人にウイルスを感染させる可能性があるとしています。したがって、症状のあるなしに関わらず感染源となる可能性のある人は14日間の自主隔離が必要だと主張しています。また14日を超え発症する可能性については、100人に1人の割合で特殊な例が出てくる可能性があると推定されているとのことです。

日本でも大型クルーズ船から下船した人が発症していた例が報告されおり、件数は少ないものの14日間の日数を遥かに超えて発症する例が確認されているものと考えられます。